宮城県 気仙沼大島田名浜 海岸防災林保育活動
ミライ・プロジェクトの寄付と共に海岸防災林の成長を応援
2024年度活動報告
2024年4月、昨年に引き続き、ピクテ・ジャパンは宮城県との協定を結んだ気仙沼大島田中浜の海岸防災林協定地に訪れました。3-5年前に植樹されたクロマツの苗木がうまく活着していなかった場所に、100本の対抗性クロマツの苗木を補植しました。
今回はしっかりと根付きますようにと願いを込めて植樹するとともに、主な原因と考えられる水はけを改善するために、溝渠造りにも取り組みました。
18名の社員ボランティアが汗だくになりながらシャベルやクワを使って、土の中に潜んでいる大きな石や貝殻、しぶとく太い葛の根と奮闘しました。
今回補植したクロマツの苗木たちが健やかに成長し、将来的に美しい海岸防災林となることを願っていますが、
周辺環境や地形も独特のようで、気仙沼大島田中浜ならではの特徴や多様性を軸に、地域との繋がりを深めながら、どのような森づくりを目指していくべきかを考えながら取り組んでいきたいと思います。
今後も社員一同、環境保全・再生への意識を高め、また来年も訪れることを心待ちにしています。
2023年度活動報告
2023年6月、ピクテ・ジャパンでは宮城県を通じて、宮城県気仙沼大島田中浜に植樹された海岸防災林の保育を促すため除草・つる伐り等のボランティア活動を行いました。
東日本大震災の津波により、一度は約1,300haのほとんどが失われた宮城県の美しい海岸防災林。現在では、震災後10年の歳月をかけて県内で復旧が必要な海岸防災林の植栽は完了し、宮城県が主体となって民間団体などが保育支援を実施しています。また、この活動はかつての湾岸部の景観を取り戻すべく、30年から50年の年月をかけて持続可能な森林を育むためのフェーズへと移行しております。
宮城県と5カ年協定を結んだピクテ・ジャパンでは今回、2-4年前に植樹されたクロマツの植栽木が活着し雑草木に被圧される懸念がなくなるよう苗木の周りの雑草等を取り除くボランティア活動を31名の社員と一部家族で行いました。
被災から12年、現在でも様々な組織や活動が被災地において東北の豊かな自然と街並みを復興すべく、継続的な取り組みを行っています。この活動を通じ、復興へ積極的で懸命な姿勢を見せる宮城県の皆様と触れる体験だけでなく、ボランティア活動によって社会全体が自然環境と持続的に調和する重要性を体感する事が出来ました。
Pictet MIRAI fortressについて
Pictet MIRAI Fortressピクテ ミライの砦 未来のためにいまできること
お客様の資産や信頼、大切なものを、この激動の時代から守るPictet Fortress
人々の生活や周りのエコシステム、生命を守り育む森林や海などの大自然
ピクテ・ジャパンの自然環境への取組みを、同じような想いをこめてPictet MIRAI Fortressと名付けました。
宮城県のボランティアに参加を希望した社員。ボランティアを通じて宮城県の美しい森や海に触れ、人の手が加わることで共存しうる自然と人の未来を想像し、意見を交わす機会となりました。
海岸防災林について、また宮城県の取り組みについて勉強しております。
一度は被災によってあらゆる生命が被害を受けた湾岸地域も、人との共存によって自然の姿が回復しつつあります。