ディープ・インサイト

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混沌とする日本の政治

公明党が自民党との連立解消を決めた。自公連立の継続を前提に、国民民主党などを取り込むことで、衆参両院で過半数回復を図る自民党の思惑は当てが外れた状況だ。結果として、衆参両院における首相指名選挙の帰趨は全く読めない。一方、事態を打開するための衆議院の解散も難しいだろう。日本の政治は流動化し、政策的には痛みを伴う改革・成長戦略の実施は難しくなった。