足元の世界経済は、米国経済が世界全体を下支えする形で底堅く推移すると見られることや、株式市場には依然として強いモメンタムが残っていることから、リスク資産に対する強気のスタンスを今しばらく継続する方針です。しかし、米国における政策がより具体的になる大統領就任の前後から市場のボラティリティが高まる可能性は否定できず、いずれかのタイミングで株式と為替のリスクを引き下げることを検討します。債券については、FRBの2025年以降の利下げ余地がトランプ次期大統領の政策次第で大幅に縮小する可能性があるため、米国国債に弱気のスタンスを維持するとともに、欧州地域の国債は選別的に強気のスタンスを継続します。