● アルテの基準価額は、2024年年初来（6月21日まで）で13.4%上昇しました。
● 2023年後半以降、株式の組入比率を高めたことなどが奏功し、市場要因のプラス寄与が大きくなりました。これに加え、主要通貨に対して円安が進行したことから、為替要因もプラスに寄与しました。
● 今後の運用方針については、年後半にかけて欧米の利下げを契機に株式の市場環境が改善するとみており、株式の組入比率を高めとした積極的な資産配分を忍耐強く継続する意向です。

年初来の基準価額動向

アルテの基準価額は、2024年年初来(6月21日まで、以下同様)で13.4%上昇しました。

基準価額の変動要因は図表1（右図）のとおりで、2024年年初来の変動額+1,463円のうち、市場要因が+1,120円と大きな部分を占めています。2023年後半以降、株式の組入比率を高めたことなどが奏功し、市場要因のプラス寄与が大きくなりました。これに加え、主要通貨に対して円安が進行したことから、為替要因も+418円とプラスに寄与しました。

 

今後の運用方針

先進国の経済は物価が下げ渋るなかで緩やかな減速局面にあるものの、幅広い業種で企業業績が改善しています。また、新興国では景気の底入れ感がみられます。このため、年後半にかけて欧米の利下げを契機に株式の市場環境が改善するとみています。今後の運用方針については、株式の組入比率を高めとした積極的な資産配分を忍耐強く継続する意向です。

なお、2024年5月末時点の組入比率は、株式が64.8%、債券が26.9%、オルタナティブが7.2%、キャッシュ等が1.0%などとなっています（図表2）。

 

 

※将来の市場環境の変動等により、当資料に記載の内容が変更される場合があります。