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- 設定来高値更新 ~足元の状況と今後の方針~
●ノアリザーブ(毎月分配型)の基準価額(分配金再投資後)およびノアリザーブ(1年決算型)の基準価額は、設定来高値を更新(2024年3月5日時点)。
●資産クラス間の分散効果が復活し、当ファンドのようなマルチ・アセット戦略にとっておおむね好ましい運用環境は今後も当面継続するとみる。
設定来高値を更新
ノアリザーブ(毎月分配型)の基準価額(分配金再投資後)およびノアリザーブ(1年決算型)の基準価額は、2022年の大幅下落から、2023年は上昇に転じ、2024年年初以降も底堅く推移し、設定来高値を更新しました(2024年3月5日時点)。
足元のポートフォリオの状況と今後の運用方針
2022年の未曾有の厳しい投資環境の後、昨年2023年には資産クラス間の分散効果が復活し、当ファンドのようなマルチ・アセット戦略にとっておおむね好ましい運用環境が足元まで続いています。運用チームでは、こうした運用環境は今後も継続するとみています。
足元では、想定以上に底堅い景気や物価の下げ渋りを背景に、欧米の早期利下げ観測はやや後退しています。しかし良好な企業業績を考慮すれば、高値警戒感がある中でも株式市場の上昇トレンドが続く可能性が高いとみています。そのため、当ファンドのポートフォリオにおいては、株式をはじめとしたリスク資産に対して、やや強気のスタンスで臨んでいます。ただし、流動性の悪化や長期金利の上昇など、株価の上昇基調に変調の兆しがみられた場合には、機動的にリスク資産の比率を引き下げることも検討していく方針です。
債券については、資産クラス間の分散効果が復活したことを背景に、債券が果たす株式に対する分散効果は引き続き期待できると考えます。しかし足元では、市場が織り込む利下げ期待は行き過ぎで、いずれこの楽観的な見方は修正される可能性も否定できないと考えます。このため、ポートフォリオ内のデュレーション調整を機動的に行う重要な局面にあると考えます。
金については、昨今の地政学的リスクを背景に需要が期待されることに加えて、株式や債券などの伝統的資産クラスとの相関が低く、インフレに強い性質があると考えられることから、分散投資において重要かつ戦略的資産の位置づけに変わりがありません。
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