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- ノアリザーブ/ノアリザーブ1年|2022年の振り返りと今後の運用方針
●2022年はノアリザーブ、ノアリザーブ1年ともに-10.0%の下落
●2022年は為替、金がプラス寄与、株式、債券がマイナス寄与
●世界の資産に分散投資を行い、リスクの低減を図りつつ安定したリターンの獲得を目指す
2022年はノアリザーブ、ノアリザーブ1年ともに-10.0%の下落
ノアリザーブの基準価額(分配金再投資後)の2022年の騰落率は-10.0%となりました。またノアリザーブ1年の基準価額の2022年の騰落率も-10.0%となりました(図表1参照)。
2022年の世界の金融市場は、世界的なインフレ高進を受けて主要中央銀行の多くが積極的な利上げを実施し、景気後退懸念が高まる中、株式と債券が揃って大きく下落するという、過去にあまり類をみない状況となりました。他方、金については、米国金利の上昇、米ドル高などがマイナス要因となった一方、地政学リスクの高まりなどがプラス要因となり、米ドルベースで小幅ながら上昇となりました。また為替は、日本と主要国の金融政策の方向性の違いが意識され、主要通貨に対して大幅な円安となりました。
世界の株式、債券、金などの資産に分散投資を行うことでリスクの低減を図りつつ安定したリターンの獲得を目指すノアリザーブ/ノアリザーブ1年にとって、2022年の運用環境は分散投資の効果が発揮されにくい厳しい局面となりました。
なお、2023年のノアリザーブおよびノアリザーブ1年の年初来(2023年1月26日時点)騰落率はともに+2.6%となっています。
2022年は為替、金がプラス寄与、株式、債券がマイナス寄与
ノアリザーブ/ノアリザーブ1年の基準価額の変動要因をみると、2022年は円が主要通貨に対して大きく下落したことから為替要因はプラスとなりました。一方、株式要因、債券要因は先に述べたとおり世界の主要資産が幅広く下落したことからともにマイナスとなっています(図表2参照)。また金要因については、円換算で評価しているためプラス寄与が大きくなっていますが、為替の影響を除いた米ドルベースでの金価格は+1.1%の上昇にとどまっています。
引き続き世界の資産に分散投資を行い、リスクの低減を図りつつ安定したリターンの獲得を目指す
米連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)は利上げ幅を0.5%に縮小したもののタカ派的な姿勢に大きな変化はなく、欧米の景気は循環的に厳しい局面に差し掛かるものとみています。
このため株式市場については警戒的なスタンスを継続しつつ、中国のゼロコロナ政策の緩和で恩恵を受ける戦略などへ選別的に資金を振り向けることを検討します。債券については、FRBの金融引き締めがピークに近づいているとみていることなどから米国を中心に強気スタンスを維持する方針です。
今後も引き続き、世界の株式、債券、金などの資産に分散投資を行うことでリスクの低減を図りつつ安定したリターンの獲得を目指した運用を行う方針です。
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