- Article Title
- ポラリス|2024年10月の運用状況と今後の見通し
米国では米連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利下げによって同国経済が景気後退を回避し軟着陸となる可能性が高まったと言える中、引き続き市場が織り込むFRBの利下げ観測およびインフレは再加速しないという前提は楽観的であるとも考えられます。利下げによるプラス効果が過度な市場での織り込みが解消することで生じるマイナス効果によって相殺される可能性は否定できないため、引き続き想定されるテール・リスクに配慮すべきと考えます。
トランプ新政権下での政策不透明感は高まっており、FRBが最終的にどの水準まで金融緩和を継続するかはさらに判断が難しくなったと考えます。加えて、利下げに伴う民間の信用創造の拡大がどの程度になるかの予想も難しい局面では、株式比率を一部引き下げ、為替についても円資産比率を一定程度引き上げたバランスのとれたポートフォリオが望ましいと判断します。
引き続き、各資産の相対的なリスクプレミアムの魅力度を精査しながらポートフォリオのアロケーションを行います。
基準価額の推移
2024年10月31日のポラリスの基準価額は17,960円となり、設定来で+79.6%(年率+14.4%)、年初来で+23.4%上昇しています。
ポラリスの設定来の年率のリスク(標準偏差)とリターンはそれぞれ9.9%、14.4%となっています。
基準価額変動要因分析
基準価額の変動要因の内訳は、1)~3)市場要因(価格、金利、信用力等の変化による株式、債券、金の変動要因)、4)為替要因、5)分配金要因、および、6)その他です。
ポートフォリオの状況
2024年10月末の組入比率は、前月末に対して、金、株式を引き上げた一方、キャッシュ等、債券を引き下げました。
当資料をご利用にあたっての注意事項等
●当資料はピクテ・ジャパン株式会社が作成した販売用資料であり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。取得の申込みにあたっては、販売会社よりお渡しする最新の投資信託説明書(交付目論見書)等の内容を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。
●投資信託は、値動きのある有価証券等(外貨建資産に投資する場合は、為替変動リスクもあります)に投資いたしますので、基準価額は変動します。したがって、投資者の皆さまの投資元本が保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。
●運用による損益は、すべて投資者の皆さまに帰属します。
●当資料に記載された過去の実績は、将来の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません。
●当資料は信頼できると考えられる情報に基づき作成されていますが、その正確性、完全性、使用目的への適合性を保証するものではありません。
●当資料中に示された情報等は、作成日現在のものであり、事前の連絡なしに変更されることがあります。
●投資信託は預金等ではなく元本および利回りの保証はありません。
●投資信託は、預金や保険契約と異なり、預金保険機構・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。
●登録金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象とはなりません。
●当資料に掲載されているいかなる情報も、法務、会計、税務、経営、投資その他に係る助言を構成するものではありません。
MSCI指数は、MSCIが開発した指数です。同指数に対する著作権、知的所有権その他一切の権利はMSCIに帰属します。またMSCIは、同指数の内容を変更する権利および公表を停止する権利を有しています。