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- ポラリス|2023年9月の運用状況と今後の見通し
米国の政策金利の高止まりや国債増発懸念などから米国中心に長期金利が上昇しており、株式市場にも調整色が強まっています。このため株式に対しては現状のやや慎重な投資スタンスを維持し、優良かつディフェンシブな銘柄を主体とした銘柄選択を継続します。しかし業績の上方修正などで年末に向けて株価が反発する余地もあると思われ、株価が売られ過ぎと判断される局面では、組入比率の引き上げも検討します。債券については、需給悪化などの悪材料が払しょくされていないことから、当面は金利の上振れリスクへの備えを継続する方針です。引き続き主要中央銀行の金融政策を注視しながら、インカム収益が見込まれる世界社債および新興国債券への投資を維持していきます。金については、米連邦準備制度理事会(FRB)が市場が予想する以上に長く金融引き締め姿勢を継続した場合、金利上昇および米ドル高が金価格下落につながる可能性がある一方、貿易収支と財政収支の赤字拡大リスクの高まりは米ドル安圧力となり金価格上昇につながる可能性もあります。金は株式や債券などの伝統的資産クラスとの相関が低く、インフレに強い性質を有するとみられていることから、分散投資において重要な資産であり、引き続き金を取り巻く環境を冷静にみていくことが重要といえます。
基準価額の推移
ポラリスの2023年9月29日の基準価額は14,021円となり、前月末比で277円下落しました。なお、基準価額は前月末比で-1.9%となりました。
ポラリスの基準価額は過去1年間(2022年9月末~2023年9月末)では13.4%の上昇となりました。また、設定来の年率のリスク(標準偏差)とリターンはそれぞれ9.7%、10.9%となっています。
基準価額変動要因分析
2023年9月は、為替はプラス寄与となりましたが、現地通貨ベースで株式、債券、金がいずれもマイナス寄与となり、基準価額は下落しました。
ポートフォリオの状況(2023年9月末時点)
2023年9末の組入比率は、前月末に比べ株式の組入比率を引き下げ、キャッシュ等、金の組入比率を引き上げました。債券は組入比率に大きな変更はありませんでした。
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