Article Title
ポラリス|金を戦略的に活用したバランス・ファンド、ポラリス
2024/09/24

Share

Line

LinkedIn

URLをコピー


概要

●金を戦略的に活用するポラリスは、設定来、金を概ね40%以上、組み入れている
●なぜ金はポラリスにとって戦略的な資産なのか?分散効果と市場混乱時に見せる強み
●寄与の大きさは変化しながらも、設定来では金は為替と株式とともに主要な基準価額上昇要因に



Article Body Text

金を戦略的に活用するポラリスは、設定来、金を概ね40%以上、組み入れている

市場環境に応じて、魅力的なリスクプレミアム注1が期待できる資産を選択し投資するポラリスは、設定来、株式、債券、金に分散投資を行ってきました。

なかでも株式や債券と異なる動きをする傾向があり、分散投資効果の高い資産とされる「金」を局面に応じて大胆に組み入れるなど戦略的に活用している点は、多くのバランス・ファンドと異なる、ポラリスの大きな特徴といえます。

設定来のポラリスの資産別構成比の推移をみると、金を概ね40%以上、組み入れていることがわかります(図表1参照)。

注1 リスクプレミアムとは、リスク資産の期待リターンにおいて価格変動リスクの対価とみなされる部分のことを意味し、無リスクの資産に対して期待するリスク資産のリターンの上乗せ分を指します。

 

 

なぜ金はポラリスにとって戦略的な資産なのか?分散効果と市場混乱時に見せる強み

ポラリスでは、金投資による「①分散投資効果」と「②市場混乱時に見せる強み」などを意識して、金を戦略的に活用した運用を行っています。

①分散投資効果

金は、株式や債券などの伝統的な金融資産と異なる値動きをする傾向があります。そのため金とそれらの資産を組み合わせることで分散投資効果が期待できます(図表2上参照)。また、資産間の値動きの関連性を示す相関係数を見ると、金は世界株式、世界国債との数値が小さいことから、値動きの関連性が相対的に小さく、組み合わせることで、分散投資効果が期待できることがわかります。

②市場混乱時に見せる強み

金は「有事の金」と呼ばれ、株式や債券が同時に下落するような局面でも堅調な動きとなる傾向がありました(図表2下参照)。また世界的に様々な地政学リスクが常に存在する現在のような環境においては、このような金の側面が注目されるものと考えます。

 

 

寄与の大きさは変化しながらも、設定来では金は為替と株式とともに主要な基準価額上昇要因に

ポラリスの設定来(2020年6月26日(設定日)~2024年8月30日)の基準価額の変動要因の累計を見ると、為替が+2,608円、株式が+2,600円と寄与が大きくなっていますが、金も+2,120円と大きく貢献しています(図表3参照)。

それぞれの資産が基準価額の上昇にどのように寄与してきたかの推移をみると、時期により大きく寄与した資産が変わっていることがわかります。

設定から2021年頃までは新型コロナウイルスの感染拡大の影響緩和のために各国・地域の政府・中央銀行が積極的な景気支援策を実施したことなどを背景に、主に株式が基準価額の上昇に寄与しました。

その後、2022年9月頃までは、インフレの高進と欧米の中央銀行による積極的な利上げなどが影響し、株式、債券、金がともに基準価額の下落要因となった一方、円安が進んだことで為替は大きくプラスに寄与しました。

2022年10月以降、基準価額が高値を付けた2024年7月上旬にかけては、インフレ圧力が徐々に低下傾向を示す中、一時、累計でマイナス寄与となっていた金はプラス寄与に転じ、株式、金、為替がそれぞれ基準価額への累計のプラス寄与が拡大しました。

直近(2024年7月以降)は、日銀が金融政策の正常化に転じた一方、欧米の主要中央銀行が金融緩和に転じる中、主要通貨に対して急速に円高が進んだことから、為替要因のプラス寄与が縮小した一方、金は史上最高値を更新するなど堅調に推移しており、プラス寄与が拡大しています。

 

 

ポラリスでは、昨今の地政学リスクに加えて、株式や債券などの伝統的な資産クラスとの相関が低く、インフレに強い性質を有する金を、分散投資において重要かつ戦略的資産に位置づけながら、引き続き、株式、債券、金の各資産の相対的なリスクプレミアムの魅力度を精査しながら資産配分を行っていく方針です。



●当資料はピクテ・ジャパン株式会社が作成した販売用資料であり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。取得の申込みにあたっては、販売会社よりお渡しする最新の投資信託説明書(交付目論見書)等の内容を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。
●投資信託は、値動きのある有価証券等(外貨建資産に投資する場合は、為替変動リスクもあります)に投資いたしますので、基準価額は変動します。したがって、投資者の皆さまの投資元本が保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。
●運用による損益は、すべて投資者の皆さまに帰属します。
●当資料に記載された過去の実績は、将来の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません。
●当資料は信頼できると考えられる情報に基づき作成されていますが、その正確性、完全性、使用目的への適合性を保証するものではありません。
●当資料中に示された情報等は、作成日現在のものであり、事前の連絡なしに変更されることがあります。
●投資信託は預金等ではなく元本および利回りの保証はありません。
●投資信託は、預金や保険契約と異なり、預金保険機構・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。
●登録金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象とはなりません。
●当資料に掲載されているいかなる情報も、法務、会計、税務、経営、投資その他に係る助言を構成するものではありません。

MSCI指数は、MSCIが開発した指数です。同指数に対する著作権、知的所有権その他一切の権利はMSCIに帰属します。またMSCIは、同指数の内容を変更する権利および公表を停止する権利を有しています。

お申込みにあたっては、交付目論見書等を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。
投資リスク、手続き・手数料等については以下の各ファンド詳細ページの投資信託説明書(交付目論見書)をご確認ください。

ピクテ・ゴールデン・リスクプレミアム・ファンド



関連記事


日付 タイトル タグ
日付
2024/09/12
タイトル ポラリス|2024年8月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2024/08/13
タイトル ポラリス|2024年7月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2024/08/08
タイトル ポラリス|円高進行と株式市場の調整により基準価額は下落~市場が定期的に直面する価格変動と考える タグ
日付
2024/07/17
タイトル ポラリス|2024年6月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2024/07/03
タイトル ポラリス|4周年を迎えたポラリス:設定来の運用の振り返り~基準価額は4年間で+75.4%(年率+15.1%)の上昇 タグ
日付
2024/06/27
タイトル ポラリス|ポラリスの基準価額は堅調に推移~年初来で+20.5%の上昇 タグ
日付
2024/06/21
タイトル ポラリス|今、ポラリスで知りたいこと ~ファンドマネジャーがお答えします~ タグ
日付
2024/06/18
タイトル ポラリス|2024年5月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2024/05/20
タイトル ポラリス|2024年4月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2024/04/23
タイトル ポラリス|ポラリスが金を組入れる理由~実物資産である金の特徴と組入れによる分散効果 タグ
日付
2024/04/23
タイトル ポラリス|2024年3月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2024/03/29
タイトル ポラリス|ポラリスの基準価額は年初来、設定来ともに堅調に推移~年初来では+9.7%の上昇 タグ
日付
2024/03/26
タイトル ポラリス|2024年2月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2024/02/27
タイトル ポラリス|2024年1月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2024/01/24
タイトル ポラリス|2023年12月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2023/12/22
タイトル ポラリス|2023年11月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2023/11/27
タイトル ポラリス|2023年10月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2023/10/24
タイトル ポラリス|2023年9月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2023/09/28
タイトル ポラリス|2023年8月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2023/08/31
タイトル ポラリス|過去のシミュレーションでの米国利上げ終了後のパフォーマンス分析 タグ
日付
2023/08/25
タイトル ポラリス|2023年7月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2023/07/24
タイトル ポラリス|2023年6月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2023/07/05
タイトル ポラリス|3周年を迎えたポラリスの設定来の振り返り~基準価額は3年間で40%超上昇 タグ
日付
2023/06/28
タイトル ポラリス|2023年5月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2023/06/20
タイトル ポラリスの特性をシミュレーションで分析~長期の資産形成の選択肢の一つに タグ
日付
2023/06/16
タイトル ポラリス|FOMCを受けた運用チームの見解 タグ
日付
2023/05/19
タイトル ポラリス|基本資産配分を変更-株式、債券を引き下げ、金を引き上げる タグ
日付
2023/05/18
タイトル ポラリス|2023年4月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2023/04/17
タイトル ポラリス|2023年3月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2023/03/30
タイトル ポラリス|銀行セクターの混乱は経済を揺るがすとしても2008年の再来にはならず タグ
日付
2023/03/27
タイトル ポラリス|FOMCを受けた運用チームの見解 タグ
日付
2023/03/17
タイトル ポラリス|2023年2月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2023/03/16
タイトル ポラリス|米銀行の経営破綻の影響について考える タグ
日付
2023/02/17
タイトル ポラリス|2023年1月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2023/01/27
タイトル ポラリスは2022年に+4.0%上昇 ~2022年の振り返りと今後のポイント タグ
日付
2023/01/19
タイトル ポラリス|2022年12月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2023/01/18
タイトル ポラリス|基本資産配分を変更、債券の組入れを開始 タグ
日付
2022/12/14
タイトル ポラリス|2022年11月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2022/11/18
タイトル ポラリス|2022年10月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2022/11/07
タイトル ポラリス|金融市場の不透明感が高まる中、2022年4月下旬以降、ポラリスは下落基調に タグ
日付
2022/10/19
タイトル ポラリス|2022年9月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2022/10/11
タイトル ポラリス|市場環境の不透明感が高まる中、資産配分を変更 タグ
日付
2022/09/30
タイトル ポラリス|ゴールデン・リスクプレミアム戦略のパフォーマンス特性 タグ
日付
2022/09/16
タイトル ポラリス|2022年8月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2022/08/15
タイトル ポラリス|2022年7月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2022/07/20
タイトル ポラリス|2022年6月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2022/06/27
タイトル ポラリス|インフレ環境下、ポラリスで株式と金に投資 タグ
日付
2022/06/21
タイトル ポラリス|市場環境に応じた資産配分を行うポラリス~設定来は株式と金の組入れが奏功 タグ
日付
2022/06/15
タイトル ポラリス|2022年5月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2022/05/17
タイトル ポラリス|2022年4月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2022/04/21
タイトル ポラリス|2022年3月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2022/03/28
タイトル ポラリス|2022年2月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2022/02/25
タイトル Gリスクプレミアム|2022年1月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2022/02/17
タイトル ピクテの「超分散」マルチアセット運用に迫る タグ
日付
2022/02/17
タイトル 特別対談|インフレリスクに備えて「超分散」、下落リスク抑えた資産運用を タグ
日付
2022/01/28
タイトル バーゲンハンター|2021年12月の運用状況と今後の見通し タグ
日付
2021/10/13
タイトル バーゲンハンターの足元1ヵ月間の運用状況 タグ
日付
2021/02/04
タイトル 株式と金を併せ持つことでリスクを抑制 タグ
もっと見る