- Article Title
- ポラリス|2024年3月の運用状況と今後の見通し
底堅い景気や欧米の早期利下げ観測を背景に、先進国の株式には引き続き強い上昇トレンドが見られる一方、米国を中心に株価の割高感も強まっています。このように投資環境には強弱両材料が混在し始めており、今後の状況が強弱どちらに傾くかを慎重に見極めていく方針です。当面は現金比率を低めに抑えつつも、銘柄の入れ替えやリスクの調整を随時行うこととします。株式では引き続き、優良株・ディフェンシブ株主体の銘柄選択を継続します。債券については、引き続き主要中央銀行の金融政策を注視しながら、インカム収益が見込まれる世界社債および新興国債券への投資を維持していきます。為替については、日本銀行の政策修正に伴う円反発の可能性を警戒し、為替ヘッジ比率を引き上げることを検討していきます。金については、昨今の地政学的リスクに加えて、株式や債券などの伝統的資産クラスとの相関が低く、インフレに強い性質を有するとみられていることから、分散投資において重要かつ戦略的資産の位置づけに変わりありません。一方で、米連邦準備制度理事会(FRB)が市場の予想に反して金融引き締め姿勢を継続した場合、金利上昇および米ドル高が金価格下落につながる可能性もあるため、引き続き金を取り巻く環境を冷静にみていくことが重要といえます。
基準価額の推移
2024年3月29日のポラリスの基準価額は16,127円となり、設定来で+61.3%、年初来で+10.8%上昇しています。
ポラリスの設定来の年率のリスク(標準偏差)とリターンはそれぞれ9.5%、13.6%となっています。
基準価額変動要因分析
基準価額の変動要因の内訳は、1)~3)市場要因(価格、金利、信用力等の変化による株式、債券、金の変動要因)、4)為替要因、5)分配金要因、および、6)その他です。
ポートフォリオの状況
2024年3月末の組入比率は、前月末比で、金、キャッシュ等を引き上げた一方、債券、株式を引き下げました。
当資料をご利用にあたっての注意事項等
●当資料はピクテ・ジャパン株式会社が作成した販売用資料であり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。取得の申込みにあたっては、販売会社よりお渡しする最新の投資信託説明書(交付目論見書)等の内容を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。
●投資信託は、値動きのある有価証券等(外貨建資産に投資する場合は、為替変動リスクもあります)に投資いたしますので、基準価額は変動します。したがって、投資者の皆さまの投資元本が保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。
●運用による損益は、すべて投資者の皆さまに帰属します。
●当資料に記載された過去の実績は、将来の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません。
●当資料は信頼できると考えられる情報に基づき作成されていますが、その正確性、完全性、使用目的への適合性を保証するものではありません。
●当資料中に示された情報等は、作成日現在のものであり、事前の連絡なしに変更されることがあります。
●投資信託は預金等ではなく元本および利回りの保証はありません。
●投資信託は、預金や保険契約と異なり、預金保険機構・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。
●登録金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象とはなりません。
●当資料に掲載されているいかなる情報も、法務、会計、税務、経営、投資その他に係る助言を構成するものではありません。
MSCI指数は、MSCIが開発した指数です。同指数に対する著作権、知的所有権その他一切の権利はMSCIに帰属します。またMSCIは、同指数の内容を変更する権利および公表を停止する権利を有しています。