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- ポラリス|2023年11月の運用状況と今後の見通し
足下の世界経済は需要の減退に伴ってインフレ圧力が鈍化しており、主要中銀もいずれ利下げに転じ
るとの期待から、株式・債券ともに上値を追う展開となっています。このため強い地合いが続く間は、相場に乗り遅れることのないよう、現状の構成比を維持する方針です。ただし市場が織り込む米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待は行き過ぎと思われ、上昇相場の持続性には疑問が残ることから、戻り局面が一巡した兆しがあれば、機動的にリスクを削減することを検討します。株式では引き続き、優良株・ディフェンシブ株主体の銘柄選択を継続します。債券については、引き続き主要中央銀行の金融政策を注視しながら、インカム収益が見込まれる世界社債および新興国債券への投資を維持していきます。為替については、日本銀行の政策修正に伴う円反発の可能性を警戒し、為替ヘッジ比率を引き上げることを検討します。金については、昨今の地政学的リスクに加えて、株式や債券などの伝統的資産クラスとの相関が低く、インフレに強い性質を有するとみられていることから、分散投資において重要かつ戦略的資産の位置づけに変わりありません。一方で、FRBが市場の予想に反して金融引き締め姿勢を継続した場合、金利上昇および米ドル高が金価格下落につながる可能性もあるため、引き続き金を取り巻く環境を冷静にみていくことが重要といえます。
基準価額の推移
2023年11月30日のポラリスの基準価額は14,738円となり、前月末比で539円上昇(+3.8%)しました。
2023年11月の月間騰落率は世界株式が+7.8%、世界国債(ヘッジあり)が+2.9%、金が+1.2%となりました(ともに1営業日前ベース、円ベース)。
ポラリスの基準価額は過去1年間(2022年11月末~2023年11月末)で15.5%上昇しました。また、設定来の年率のリスク(標準偏差)とリターンはそれぞれ9.6%、12.0%となっています。
基準価額変動要因分析
基準価額の変動要因の内訳は、1)~3)市場要因(価格、金利、信用力等の変化による株式、債券、金の変動要因)、4)為替要因、5)分配金要因、および、6)その他です。
ポートフォリオの状況(2023年11月末時点)
2023年11月末の組入比率は、前月末に対して、株式、キャッシュ等を引き上げた一方、債券、金を引き下げました。
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