- Article Title
- ポラリス|2024年7月の運用状況と今後の見通し
米国の雇用や景況感の鈍化を背景に米国の景気悪化懸念がにわかに台頭しています。しかし米国の家計や企業は健全であり、足下で調整色が強まっている株価も割高感が解消されれば落ち着きを取り戻すと見ています。ただし日銀の金融政策正常化に伴って市場の変動率が急上昇している点を考慮して、リスク資産の比率をやや削減すると同時に、銘柄入れ替えを適宜行うことで、ファンドの安定運用に努めていく方針です。
株式では引き続き、優良株・ディフェンシブ株主体の銘柄選択を継続します。債券については、欧米の財政悪化懸念や日銀の国債買入れ減額の影響を見極めるため、中立的なスタンスを維持します。引き続き、インカム収益が見込まれる世界社債および新興国債券への投資を維持していきます。為替については、日本銀行の政策修正に伴う為替市場のボラティリティ上昇に警戒し、為替ヘッジ比率引き上げの検討を継続していきます。金については、中長期の強気見通しに変わりはありません。昨今の地政学的リスクに加えて、金は株式や債券などの伝統的資産クラスとの相関が低く、インフレに強い性質を有するとみられていることから、分散投資において重要かつ戦略的資産の位置づけであると判断します。引き続き金を取り巻く環境は冷静にみていくことが重要であるといえます。
基準価額の推移
2024年7月31日のポラリスの基準価額は17,132円となり、設定来で+71.3%(年率+14.0%)、年初来で+17.7%上昇しています。
ポラリスの設定来の年率のリスク(標準偏差)とリターンはそれぞれ9.5%、14.0%となっています。
基準価額変動要因分析
基準価額の変動要因の内訳は、1)~3)市場要因(価格、金利、信用力等の変化による株式、債券、金の変動要因)、4)為替要因、5)分配金要因、および、6)その他です。
ポートフォリオの状況
2024年7月末の組入比率は、前月末に対して、金、キャッシュ等を引き上げた一方、株式、債券を引き下げました。
当資料をご利用にあたっての注意事項等
●当資料はピクテ・ジャパン株式会社が作成した販売用資料であり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。取得の申込みにあたっては、販売会社よりお渡しする最新の投資信託説明書(交付目論見書)等の内容を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。
●投資信託は、値動きのある有価証券等(外貨建資産に投資する場合は、為替変動リスクもあります)に投資いたしますので、基準価額は変動します。したがって、投資者の皆さまの投資元本が保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。
●運用による損益は、すべて投資者の皆さまに帰属します。
●当資料に記載された過去の実績は、将来の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません。
●当資料は信頼できると考えられる情報に基づき作成されていますが、その正確性、完全性、使用目的への適合性を保証するものではありません。
●当資料中に示された情報等は、作成日現在のものであり、事前の連絡なしに変更されることがあります。
●投資信託は預金等ではなく元本および利回りの保証はありません。
●投資信託は、預金や保険契約と異なり、預金保険機構・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。
●登録金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象とはなりません。
●当資料に掲載されているいかなる情報も、法務、会計、税務、経営、投資その他に係る助言を構成するものではありません。
MSCI指数は、MSCIが開発した指数です。同指数に対する著作権、知的所有権その他一切の権利はMSCIに帰属します。またMSCIは、同指数の内容を変更する権利および公表を停止する権利を有しています。