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- ポラリス|2025年3月の運用状況と今後の見通し
足元の世界経済は、引き続き米国経済が世界全体を下支えする形で底堅い環境が続くものと考えます。欧州や中国でも景気底入れ感が見られる中、昨今の米国トランプ大統領の関税政策や米国景気の下振れ懸念などの不安材料に一定の配慮をすべく、株式全体の組入比率を一部引き下げています。同様に市場のテールリスクに対応すべく、インフレリスクも含めた広範囲なヘッジ効果が期待できる金の組入比率も引き上げています。債券については、現時点で低位の組入比率に留めているものの、ポートフォリオ分散の強化のために組入れの引き上げを検討します。為替についても、中長期的なインフレの視点およびヘッジコスト等も考慮して為替ヘッジ比率を引き下げているものの、円資産比率の迅速な引き上げを引き続き検討していきます。
こうした認識に基づき、引き続き、中長期的に見た各資産の相対的なリスクプレミアムの魅力度を精査しながらポートフォリオのアロケーションを行います。
2025年3月の基準価額の推移
2025年3月31日のポラリスの基準価額は、前月末比332円上昇(+1.9%)の17,826円となりました。
運用状況
2025年3月は、世界株式、世界国債が下落した一方、金は大きく上昇(現地通貨ベース)しました。また、為替はドルに対して円が上昇した一方、ユーロに対しては円が下落しました。
当ファンドの資産配分比率
ポラリスは、株式、債券、金の組入比率の変更だけでなく、株式部分、債券部分それぞれが、特徴の異なる複数のファンドを投資対象としており、投資先ファンドの比率を変更することで、投資環境にあった細やかな運用を行っています。2025年3月は、株式の組入比率を引き下げ、金、債券、キャッシュ・短期金融商品等を引き上げました。
主な投資行動と振り返り
ポラリスでは、2025年3月末現在、株式と金を40%程度、債券を15%程度、組入れています。
運用チームの着眼点
・トランプ政権の相互関税により世界経済の不透明感は高まっている
・一方、関税交渉が進展した場合は、相場が急反発する可能性も
・不確実性が極度に高い環境にあることから、リスクに備えつつバランスを重視した運用を行っていく方針
設定来の基準価額の推移
2025年3月31日のポラリスの基準価額は17,826円となり、設定来で+78.3%(年率+12.9%)上昇しています。
基準価額変動要因分析
基準価額の変動要因の内訳は、1)~3)市場要因(価格、金利、信用力等の変化による株式、債券、金の変動要因)、4)為替要因、5)分配金要因、および、6)その他です。
ポラリスと主要資産のリスク・リターン特性
ポラリスの設定来の年率のリスク(標準偏差)とリターンはそれぞれ9.8%、12.9%となっています。
ポラリスと主要資産のパフォーマンス比較
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