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iTrustエコイノベーション~足元の運用状況について
2025/01/30

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概要

● 当ファンドでは、クリーン・エネルギー分野のエコシステムにおいて、半導体を、e-モビリティへの移行や生産効率の向上を実現するための「基盤技術」と位置付けており、電気自動車などで用いられる次世代パワー半導体や、電力効率に優れるカスタムAI半導体などに注目
● 1 月27日の世界の株式市場では、情報技術セクターの株価が大きく下落。当ファンドの主な組入銘柄では、カスタムAI半導体を手掛けるマーベル・テクノロジーとブロードコムの下落率が相対的に大きくなった。今後の技術トレンドなどを見極めつつ、慎重かつ柔軟に運用を行っていく



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当ファンドが注目している3つの環境関連分野

当ファンドは、図表1に示した8つの環境関連分野(当ファンド独自の8テーマ分類)のうち、再生可能エネルギー、エネルギー効率化、省資源化における課題解決に貢献する企業を選別して投資を行っています。

図表1:8つの環境関連分野(当ファンド独自の8テーマ分類)~当ファンドが近年注目しているのはクリーン・エネルギー分野(再生可能エネルギー、エネルギー効率化、省資源化)

※上記はあくまでもイメージであり、実際の状況と異なる場合があります。実際の投資にあたっては、上記の環境関連分野すべてに投資するわけではなく、またこれら以外の分野に投資することもあります。※上記は当ファンド独自の分類で分類・表示しています。

 

低コストAIモデルの発表を受けて上位保有の半導体銘柄の株価が大きく下落

2024年12月末時点の組入上位10銘柄は図表2、3のとおりで、このうちマーベル・テクノロジー(エネルギー効率化、情報技術)とブロードコム(エネルギー効率化、情報技術)は、ともにデータセンターの電力消費の削減に寄与するカスタムAI半導体を提供しています。

両社の株価は2024年12月に大きく上昇していました。マーベル・テクノロジーは2024年12月にアマゾン・ドット・コム傘下のAWSとの間でAIなどの領域における戦略的提携を拡大すると発表し、これが好感されました。また、ブロードコムは、2024年度通期の決算説明会(2024年12月開催)で、カスタムAI半導体に関して、既存3顧客向けの売上規模が2027年度にかけて大きく拡大する見通しであることや、今後新たに2顧客が加わる見通しであることなどを発表し、株式市場で同社への成長期待が高まりました。

一方、2025年1月27日の株式市場では、情報技術セクターの株価が大きく下落しました。中国の新興企業が低コストのA Iモデルを発表したことを受けて、AI向け半導体およびそのバリューチェーン全般の成長性に対する懸念が生じたことなどが背景にあります。こうした市場の動きのなかで、カスタムAI半導体を手掛けるマーベル・テクノロジーやブロードコムの下落率が相対的に大きくなりました。

翌1月28日には両社の株価は小幅に持ち直しているものの、当面は値動きの大きい展開が続く可能性があります。当ファンドでは、引き続き今後の技術トレンドなどを見極めつつ、慎重かつ柔軟に運用を行っていきます。

※上記組入銘柄は、特定の銘柄の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、その価格動向を示唆するものでもありません。銘柄名の後の括弧内は8テーマ分類名および業種名(GICS第1分類)です。

図表2:組入上位10銘柄(1)
時点:2024年12月末

※上記は当ファンドの主たる投資対象であるピクテ・エコディスカバリー・アロケーション・マザーファンドの状況です。※8テーマ分類は当ファンド独自の分類で分類・表示しています。8テーマ分類は以下のとおりです。(1)エネルギー効率化、(2)省資源化、(3)再生可能エネルギー、(4)環境サービス、(5)汚染防止、(6)持続可能な農業、(7)廃棄物処理・リサイクル、(8)水供給およびテクノロジー。このうち、現在、当ファンドが注目しているのは、(1)エネルギー効率化、(2)省資源化、(3)再生可能エネルギーの3テーマです。※業種名はGICS第1分類および第2分類で表示しています。※表で示した組入銘柄は、特定の銘柄の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、その価格動向を示唆するものでもありません。
出所:ピクテ・アセット・マネジメントのデータを基にピクテ・ジャパン作成

図表3:組入上位10銘柄(2)
時点:2024年12月末

※上記は当ファンドの主たる投資対象であるピクテ・エコディスカバリー・アロケーション・マザーファンドの状況です。※8テーマ分類は当ファンド独自の分類で分類・表示しています。8テーマ分類は以下のとおりです。(1)エネルギー効率化、(2)省資源化、(3)再生可能エネルギー、(4)環境サービス、(5)汚染防止、(6)持続可能な農業、(7)廃棄物処理・リサイクル、(8)水供給およびテクノロジー。このうち、現在、当ファンドが注目しているのは、(1)エネルギー効率化、(2)省資源化、(3)再生可能エネルギーの3テーマです。※業種名はGICS第1分類および第2分類で表示しています。※表で示した組入銘柄は、特定の銘柄の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、その価格動向を示唆するものでもありません。
出所:ピクテ・アセット・マネジメントのデータを基にピクテ・ジャパン作成

 

ご参考:当ファンドが注目するクリーン・エネルギー分野のエコシステム

図表4は、当ファンドが注目しているクリーン・エネルギー分野のエコシステムを示したものです。

「エネルギー供給」では、脱炭素化に向けて、発電コストが低下した再生可能エネルギーへの転換が進むと見込まれます。

発電量が天候に大きく左右される再生可能エネルギーの導入を進めるに際して、「インフラ」では、電圧や周波数など電気の品質確保が求められるとともに、余剰を最小限に抑えつつ効率的にエネルギーを使うことを可能にする仕組みの構築が必要となります。

「エネルギー需要」では、「効率的な製造業」、「グリーンビルディング」、「スマートモビリティ」の実現に向けた動きが加速すると見込まれます。

エネルギー貯蔵(蓄電池)や半導体は、上記のエコシステム全体で必要とされる「基盤技術」と位置付けています。半導体デバイスとしては、電気自動車などで用いられる次世代パワー半導体や、電力効率に優れる人工知能(AI)向けカスタム半導体などに注目しています。このほか、低消費電力を実現する先端半導体の設計支援サービスや、半導体製造装置などにも注目しています。

図表4:当ファンドが注目しているクリーン・エネルギー分野のエコシステム

※上記はあくまでもイメージであり、実際の状況と異なる場合があります。実際の投資にあたっては、上記のすべてに投資するわけではなく、またこれら以外に投資することもあります。
出所:ピクテ・アセット・マネジメント

 

※将来の市場環境の変動等により、当資料に記載の内容が変更される場合があります。



●当資料はピクテ・ジャパン株式会社が作成した販売用資料であり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。取得の申込みにあたっては、販売会社よりお渡しする最新の投資信託説明書(交付目論見書)等の内容を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。
●投資信託は、値動きのある有価証券等(外貨建資産に投資する場合は、為替変動リスクもあります)に投資いたしますので、基準価額は変動します。したがって、投資者の皆さまの投資元本が保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。
●運用による損益は、すべて投資者の皆さまに帰属します。
●当資料に記載された過去の実績は、将来の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません。
●当資料は信頼できると考えられる情報に基づき作成されていますが、その正確性、完全性、使用目的への適合性を保証するものではありません。
●当資料中に示された情報等は、作成日現在のものであり、事前の連絡なしに変更されることがあります。
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●当資料に掲載されているいかなる情報も、法務、会計、税務、経営、投資その他に係る助言を構成するものではありません。

お申込みにあたっては、交付目論見書等を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。
投資リスク、手続き・手数料等については以下のファンド詳細ページの投資信託説明書(交付目論見書)をご確認ください。

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