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- 年初来、動き出す欧州株式
●2025年年初来、これまで出遅れていた欧州株式が、米国株式を上回るパフォーマンス
●バリュエーション面の魅力に加えて、欧州経済や企業業績に明るい材料が浮上
●プレミアム・ブランド企業には欧州企業が多い。「欧州株式」の投資テーマでも注目される
年初来、世界の株式市場に変化の兆し|欧州株式がアウトパフォーム
2025年年初来、これまで出遅れ感があった欧州株式が、米国株式を上回る推移となっています(現地通貨ベース、2025年2月26日時点)。
欧州株式が、相対的に好パフォーマンスを示している背景には、バリュエーション(投資価値評価)面での相対的な魅力があるなか、ウクライナとロシアの停戦の可能性が浮上していることや、中国の景気回復期待の高まりが、欧州経済や企業業績にとって明るい材料になるとみられていることなどがあります。
当ファンドの基準価額変動要因では、年初来で株式要因がプラス寄与
当ファンドの投資対象であるプレミアム・ブランド企業には、欧州を起源とする歴史ある企業が多く存在します。当ファンドのポートフォリオにおける国別組入比率では、欧州の比率合計が50%超を占め(次頁「当ファンドの国別組入比率 2025年1月末時点」参照)、「欧州株式」という投資テーマでも注目に値すると考えられます。
2025年年初来(2月26日まで)の当ファンドの基準価額の変動要因をみると、円高進行により為替要因がマイナス寄与となった一方、株式要因はプラス寄与となっています。
特に、欧州の高級ブランド企業の株価が上昇
実際に、当ファンドの主な組入銘柄の株価動向(現地通貨ベース、配当込み)をみると、2025年年初来で変化がみられます。プレミアム・ブランド企業の中でも、特に、「欧州の高級ブランド」に分類される注、エルメス・インターナショナル(フランス)、エシロール ルックスオティカ(フランス)、フィナンシエール・リシュモン(スイス)の株価が相対的に大きく上昇しています。
注:分類は、当ファンドの運用チームによる
足元でバリュエーションは上昇するも、利益成長が株価の下支えに
足元の株価上昇を受けて、当ファンドの組入銘柄における予想株価収益率(PER)水準も上昇しています。ただし、良好な直近四半期決算(主に、2024年10-12月期)を受けて、プレミアム・ブランド企業の利益成長に対する市場の見方は、より楽観的になっており、主な組入銘柄のなかでは、フィナンシエール・リシュモンやエシロール ルックスオティカなどにおいて、市場コンセンサスの上方修正傾向がみられています。
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