- Article Title
- プレミアム・ブランド|ウクライナ情勢の影響
2022年2月24日、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が開始されたことを受けて、世界の株式市場はアジアや欧州を中心に下落し、不安定な動きとなりました。こうした流れの中で、当ファンドの投資先であるプレミアム・ブランド企業の株価も、欧州企業を中心に下落率が大きくなりました。当面は値動きが大きくなる懸念は残りますが、中長期的な成長性に加えて、足元のコロナ危機からの経済正常化から恩恵を受けるとの見方に変わりはありません。
ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、世界の株式市場は不安定な動き
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が開始されたことを受けて、2022年2月24日の世界の株式市場はアジアや欧州市場を中心に大幅下落となり、米国市場も一時大幅安となるなど不安定な動きとなりました。なお、米国市場は引けにかけて上昇に転じました。
こうした市場の流れの中で、当ファンドの投資先であるプレミアム・ブランド企業も、欧州企業を中心に株価の下落率が大きくなりました。また、コロナ・ショックを乗り越え、これまで堅調に株価が推移してきたことも、売り圧力が高まった要因の1つとなったとみられます。
幾多の危機を乗り越えてきた、プレミアム・ブランド企業
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻によって、プレミアム・ブランド企業の業績に直接的な影響はないとみられますが、株価については世界的な市場の流れの影響を免れることは困難であるとみられます。
また、海外渡航動向は、プレミアム・ブランド企業(特に、ラグジュアリー・ブランドやホテルなど)の業績に影響を与えます。過去においても、世界的な感染症の流行(2003年のSARS(重症急性呼吸器症候群)、足元の新型コロナウイルスなど)、テロや戦争(2001年の米国同時多発テロ、2003年のイラク戦争、2015年のフランス同時多発テロなど)は、海外渡航動向に一時的にマイナスの影響を及ぼすことがありました。こうしたこともあり、当面は、株価は値動きが大きくなる懸念があり、注視が必要です。
しかし、中長期的には、①アジア新興国の人々の消費パワー増大、②女性の社会進出、③富裕層の富の増大などが成長ドライバーとなり、プレミアム・ブランド企業は相対的に高い利益成長が期待できるという見方に変わりはありません。また、足元では、コロナ危機からの経済正常化の恩恵を大いに受けるとの期待にも変わりはありません。
プレミアム・ブランド企業の代表例である、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトンの過去の株価動向をみても、様々な世界的な危機時には大幅下落を経験しました。しかし、中長期的には、相対的に高い成長力を背景に、世界的な危機を乗り越えて、株価は先進国株式を上回る上昇を達成してきました。
当資料をご利用にあたっての注意事項等
お申込みにあたっては、交付目論見書等を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。
投資リスク、手続き・手数料等については以下のファンド詳細ページの投資信託説明書(交付目論見書)をご確認ください。
ピクテ・プレミアム・ブランド・ファンド(3ヵ月決算型)
MSCI指数は、MSCIが開発した指数です。同指数に対する著作権、知的所有権その他一切の権利はMSCIに帰属します。またMSCIは、同指数の内容を変更する権利および公表を停止する権利を有しています。