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- コロナ・ショックを経ても変わらぬ、ブランドの魅力
強力なブランド力を有するラグジュアリー・ブランド企業の売上高は、コロナ・ショックの影響を受けて2020年前半には大きく落ち込みましたが、その後は、中国や米国を中心とした旺盛なリベンジ消費が追い風となり、コロナ・ショック前の水準に回復しています。新型コロナウイルスのオミクロン株の出現など、依然として懸念材料は残りますが、ラグジュアリー・ブランドをはじめプレミアム・ブランド企業が提供する商品・サービスには人々を惹きつけてやまない魅力があり、次なる困難も乗り越えていくことができると考えます。
コロナ・ショックを経ても変わらぬ、人々を惹きつけてやまないラグジュアリー・ブランドの魅力
2020年前半のコロナ・ショックで大幅減収を経験したプレミアム・ブランド企業ですが、その後は、中国や米国を中心とした力強いリベンジ消費の動きが追い風となり、売上高は大きく回復しています。特に強力なブランド力を有する最高級ラグジュアリー・ブランド企業の売上高は、コロナ・ショック前の水準を超える回復ぶりです。
どのような困難な状況を経ても、憧れの的となるようなラグジュアリー・ブランド商品には、人々を惹きつけてやまない魅力があり、それは変わらないという証左であると考えられます。
ラグジュアリー・ブランド商品への旺盛な需要が、株価を支え、上昇基調が続く
中国の高所得層への規制強化の方針(いわゆる「共同富裕」戦略)(2021年8月発表)や、足元の新型コロナウイルスのオミクロン株の出現による感染再拡大懸念や制限措置の再強化などを受けて、主要ラグジュアリー・ブランド企業の株価は下落する局面もありましたが、良好な業績動向を背景に、その後は値を戻す展開が続いています。
当ファンドの運用状況|強力なブランド力、強固な財務基盤を有する銘柄の組入れを強化
2021年の当ファンドの基準価額は、ラグジュアリー・ブランド企業をはじめとした投資先企業の株価上昇により、上昇基調となりました(2021年12月10日時点)。
新型コロナウイルスのオミクロン株の出現による感染再拡大や行動制限再強化が、プレミアム・ブランド商品やサービスの需要動向に再びマイナスの影響を及ぼす可能性は依然として残っています。しかし、これまでの中国や米国を中心としたリベンジ消費の動きをみる限り、消費者の潜在的なプレミアム・ブランド商品への購買意欲は旺盛であることに変わりがないとみています。新型コロナウイルスの感染再拡大によって、お気に入りのブランド商品の購入を一時的に控えることはあっても、購入を完全にあきらめることはないと考えています。
運用に際しては、各分野で強力なブランド力を有することにより優位な地位を占め、かつ、強固な財務基盤を有する銘柄の組入れを強化していく方針です。当面は、旅行・レジャー関連企業の業績動向への影響について慎重に見極めていく必要があると考えますが、ラグジュアリー・ブランドをはじめとしたその他のプレミアム・ブランドの分野については、引き続き楽観的な見通しを持っています。
来年2022年も、プレミアム・ブランド商品のリベンジ消費の動きは続くとみており、また、新型コロナウイルスの感染動向に対する懸念が後退すれば、旅行・レジャーなど出遅れている分野の回復も期待できると考えています。
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