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- 新たな変異株出現でも、プレミアム・ブランドの魅力に変化なし
新型コロナウイルスの変異株「オミクロン」の感染拡大懸念や、主要国が入国制限をはじめとした制限措置を再導入する動きなどを受けて、世界的な株安となり、当ファンドが投資を行うプレミアム・ブランド企業の株価も下落しました。旅行・レジャー関連銘柄への影響については当面注視していく必要があると考えますが、これまでに見られてきた消費者の旺盛なプレミアム・ブランド商品の「リベンジ消費」などからも、プレミアム・ブランド株式全体に対する投資魅力には変化がないと考えています。
新型コロナウイルスの変異株「オミクロン」の感染拡大懸念から世界的な株安
南アフリカで新たに発見された新型コロナウイルスの変異株「オミクロン」の感染拡大が懸念されています。欧州などでも、この変異株の新規感染者が確認されたことなどを受けて、株式市場の参加者は警戒感を高めており、11月26日(金)の世界の株式市場は大きく下落しました。
こうした市場全体の流れを受けて、当ファンドの投資対象であるプレミアム・ブランド企業の株価も下落しました。
新たな変異株の出現は、旅行・レジャー関連銘柄の業績回復を遅らせる懸念も
新たな変異株による感染拡大懸念を受けて、主要国では変異株の感染拡大を抑制するために再び入国制限や行動制限などを強化しつつあります。このことは、当ファンドの投資対象である、ホテル運営企業をはじめとした旅行・レジャー関連企業の今後の業績動向に影響を及ぼすと懸念されます。
今後の感染拡大状況や各国による各種制限措置の再強化の動きは十分注視していく必要があると考えます。特に、人々の行動制限がクリスマス以降も続くようなものとなれば、旅行・レジャー関連需要の回復は想定よりも遅れる可能性があります。
なお、当ファンドにおける2021年10月末時点の旅行・レジャー関連銘柄の組入比率は約20%程度となっています(組入比率はファンドの主たる投資対象であるピクテ・プレミアム・ブランド・マザーファンドにおける状況)。
当面は慎重な見極めが必要だが、プレミアム・ブランドへの投資魅力に変化なし
今回のことによってプレミアム・ブランド株式への投資魅力が大きく損なわれるわけではないと考えます。
既に多くの消費者がお気に入りのブランドの商品を再び購入し始め、旺盛な「リベンジ消費」の動きが示されていることや、これまでのロックダウン(都市封鎖)下などでも、プレミアム・ブランド商品をオンラインで購入する機会が着実に増加していました。
過去およそ1年半に渡って、消費者の旺盛な「リベンジ消費」の動きをみる限り、新型コロナウイルスの感染再拡大によって、お気に入りのブランド商品の購入を一時的に控えることはあっても、購入を完全にあきらめることはない、とみています。
しかし、新たな変異株の出現によって不確実性が高まっていることも事実であり、短期的に株価が大きく変動する懸念はあります。このため、運用に際しては、各分野で強力なブランド力を有し、優位性がある銘柄の組入れを強化する方針です。当面は、旅行・レジャー関連企業の業績動向への影響について慎重に見極めていく必要があると考えますが、その他の分野については、引き続き楽観的な見通しを持っています。
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