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- ウォーター|水関連企業への投資~限られた水資源、高まる水の「量」と「質」へのニーズ~
● 当ファンドは、主に世界の水関連企業の株式に投資します
● 地球上にある水資源の大部分は海水であり、利用可能な淡水資源は限られています
● 本稿では、水資源を取り巻く環境についてご紹介します
■ 限られた水資源、高まる水の「量」と「質」へのニーズ
水は貴重な資源です。地球は「水の惑星」とも呼ばれ、地表面積の3分の2は水で覆われていると言われています。しかし、地球上にある水資源の大部分が海水であり、淡水は約2.5%しかありません。さらに、そこから氷河や雪原、地下水などを除くと、暮らしの中で容易に利用できる水は、地球上にある水資源全体のわずか約0.01%にすぎません。0.01%という割合は、1.5リットルのペットボトル1本分に対して、目薬1滴分程度に相当します。「水の惑星」とも呼ばれる地球ですが、我々が実際に暮らしの中で容易に利用できる水の量は限られているというのが実態です(図表1)。
一方、世界の人口増加、経済成長や都市の拡大などのトレンドは、今後も世界の水需要を押し上げる要因となります。昨今では、気候変動や環境汚染などにより、すでに限られている水資源へのアクセスが一段と脅かされており、水資源の保全は急務となっています。
水の用途は多岐にわたります。例えば、飲料水や洗濯、風呂など人々が日常生活において利用する生活用水だけでなく、農業ではかんがい用水(作物栽培のための田畑を潤すのに必要な水)など、また工業においては工場の製造プロセスをはじめ、様々な用途で水が必要になります。図表2は国・地域別の用途別水利用の割合をまとめたもので、日本では農業用水が最も多く66%、次いで生活用水が19%、工業用水が15%を占めています。一方で、北米では41%、ヨーロッパでは46%をそれぞれ工業用水が占めており、米欧の先進国などにおいては水利用に占める工業用水の割合が相対的に大きい傾向が見られます。
特に工業用水においては、水の「量」だけではなく「質」も重要となります。たとえば、食品、半導体などの製造においては、水を大量に消費するだけではなく、純度の高い水が必要とされます。また、世界の水資源が限られるなか、水に関する環境目標を掲げる企業の数が増えています。こうした企業の取り組みにおいて、水の再利用*など、水の「質」に関するソリューションへの新たなニーズが高まっています。
*水の再利用に際しては、排水を回収し、膜処理などを施して、必要とされる水質を確保することが必要
■ 当ファンドの投資対象、3つの水関連分野
当ファンドは、主に世界の水関連企業の株式に投資します(図表3) 。
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