未来の都市を考える
都市の未来をつくるスマートシティ
世界中の都市は持続可能な成長を遂げつつ、新しい技術革新に投資をして、都市人口の増加に対応しています。これは、地球全体や、世界経済、および投資家にとって良い知らせです。
本ページは2019年10月にピクテ・アセット・マネジメントが作成したレポートをピクテ投信投資顧問株式会社が翻訳・編集したものです。
都市に向かう人々
現在、世界の人口の約半分は都市に暮らしています。この都市の人口の比率は、今後とも上昇し続ける見通しです。国際連合によると、2050年までに世界の人口の4分の3近くが、都市やその周辺で働き、生活し、通勤するようになると予測されています。注1
注1:UN May 2018
各国の都市人口
単位:100万人
※百万人、濃い緑色:人口の75%以上が都市化、緑色:人口の50%~74%が都市化、薄い緑色:人口の20%~49%が都市化
出所:World Bank, 2016
都市化への挑戦
人口の増加に伴い、環境への負荷を減らしながらも、人々の生活の質を向上させる方法を見つける必要に迫られています。とりわけ、都市の汚染や廃棄物を減らし、21世紀にふさわしい施設を建設しなければならない。
世界中の政策立案者はこれらの課題に注意を払っており、未来のスマートシティを生み出すために、エネルギー効率や水資源のリサイクル、ヘルスケア、犯罪の削減、交通、住宅や商業施設などの分野での新たな技術に多額の投資が行われています。
このような取り組みをさらに後押ししているのが、国連の「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」であり、193ヵ国が承認した開発プログラムです。その17の持続可能な開発目標(SDGs)の中には、「持続可能な都市とコミュニティ」、つまり、より包摂的で安全かつ強靭(レジリエント)で持続可能な都市や居住地を作り上げるという目標が示されています。
豊富な投資機会
スマートシティが世界に広がっていくと、特に都市の建設や開発に携わる企業などへの投資機会が発生することになります。スマートシティの台頭は、都市開発の様々な側面を専門とする企業にとって、長期的に重要なビジネスチャンスを生み出すでしょう。
ある調査結果によると、世界経済は年率3%で成長する見通しですが、都市化のプロジェクトに参画する企業の収益は、年率15%以上となる見通しです。注2
ピクテは、このような都市革命から生じる投資機会を捉えるために、「スマートシティ」をテーマとする投資戦略を開発しました。 ほかの戦略と同じように、スマートシティは、ピクテのファンド・マネージャーの専門的な知識と、世界を変革する構造的な力に対する深い理解を活用したテーマ株式戦略です。
注2:Arthur D Little “Smart cities – turning challenge into opportunity” 2016
世界は変わる、投資にも変化を
当資料をご利用にあたっての注意事項等
●当資料はピクテ・ジャパン株式会社が作成した資料であり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、また特定の銘柄および市場の推奨やその価格動向を示唆するものでもありません。
●運用による損益は、すべて投資者の皆さまに帰属します。
●当資料に記載された過去の実績は、将来の成果等を示唆あるいは保証するものではありません。
●当資料は信頼できると考えられる情報に基づき作成されていますが、その正確性、完全性、使用目的への適合性を保証するものではありません。
●当資料中に示された情報等は、作成日現在のものであり、事前の連絡なしに変更されることがあります。
●投資信託は預金等ではなく元本および利回りの保証はありません。
●投資信託は、預金や保険契約と異なり、預金保険機構・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。
●登録金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象とはなりません。
●当資料に掲載されているいかなる情報も、法務、会計、税務、経営、投資その他に係る助言を構成するものではありません。