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流動性を考慮した投資を行うエコディスカバリー
2021/04/13

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概要

ピクテでは、ファンドの運用においては流動性を考慮することが重要と考えており、エコディスカバリーにおいても運用プロセスや日々のモニタリングの中で投資銘柄の流動性を考慮した運用を行っています。



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「クリーン・エネルギー」を幅広く捉えて投資するエコディスカバリーの流動性は?

「ピクテ・エコディスカバリー・アロケーション・ファンド愛称:エコディスカバリー」シリーズは、主に世界の環境関連企業の株式を投資対象としていますが、現在は、気候変動への注目が高まる中、再生可能エネルギーやエネルギー効率化、省資源化といった「クリーン・エネルギー」関連を幅広く捉えてポートフォリオを構築しています。

このレポートでは「エコディスカバリー(マザーファンド)」とクリーン・エネルギー関連株式の代表的な指数である「S&Pグローバル・クリーン・エネルギー指数」に連動するETF「iシェアーズ・クリーンエネルギーETF」について、流動性の観点で比較してみました。

ファンドの運用においてパフォーマンスの追及と流動性などのリスク管理のバランスが重要です。例えば売買代金が少なく流動性の乏しい銘柄に投資すると、自分の買いで株価を上げて、自分の売りで株価を下げてしまうリスクが高くなると考えられます。投資するファンドの選択にあたってはパフォーマンス評価に加え、十分な流動性のある銘柄に投資している点にも注意する必要があると考えます。

時価総額、売買代金が大きな銘柄が多いエコディスカバリー

まず時価総額別の構成比をみると、「エコディスカバリー(マザーファンド)」では時価総額300億ドル(約3.3兆円)以上の構成比が45.8%なのに対して、「iシェアーズ・クリーンエネルギーETF」では8.7%となっており、「エコディスカバリー」では時価総額の大きな銘柄への投資比率が高いことがわかります(図表1参照)。

一般的に時価総額が大きな銘柄は流動性が高い傾向があることから、「エコディスカバリー」の組入銘柄は「iシェアーズ・クリーンエネルギーETF」に比べ、相対的に流動性が高いと考えられます。

また構成銘柄の売買代金の比較においても、構成銘柄全体の平均値も中央値も「エコディスカバリー」の方が大きくなっています(図表2参照)。

この点においても「エコディスカバリー」の組入銘柄は「iシェアーズ・クリーンエネルギーETF」に比べ、相対的に流動性が高いと考えられます。


仮に純資産総額が約740億円のエコディスカバリーのマザーファンドを、自身の売却による影響をあまり受けないようにしながらすべて売却しようとした場合のシミュレーションが図表3です。

このシミュレーションによるとエコディスカバリーのマザーファンドでは1日で99%近く売却でき、3日間ですべて売却できることになります。一方、iシェアーズ・クリーンエネルギーETFを約740億円保有していた場合には、9割売却するために4日間、全て売却するためには12日間を要することになります。

時価総額、売買代金が大きな銘柄が多いエコディスカバリー

S&Pグローバル・クリーン・エネルギー指数は、現在、30銘柄で構成されていますが、2021年4月19日以降は構成銘柄数が増えることがアナウンスされています。

S&Pグローバル・クリーン・エネルギー指数の変更に伴い、指数に連動するETFなどはポートフォリオの変更を求められます。そのためETFで保有する流動性の低い銘柄については、ETFによる売買によって株価が大きく動く可能性があり注意が必要と言えます。

ピクテでは、ファンドの運用においてはテーマ株投資でも流動性を考慮することが重要と考えており、エコディスカバリーにおいても運用プロセスや日々のモニタリングの中で投資銘柄の流動性を確認しています。



個別の銘柄・企業については、あくまでも参考であり、その銘柄・企業の売買を推奨するものではありません。


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投資リスク、手続き・手数料等については以下の各ファンド詳細ページの投資信託説明書(交付目論見書)をご確認ください。

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