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実践的基礎知識 環境変化確認編(6)<各資産のリスク・リターン特性とその変化>
2021/04/16

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概要

代表的な資産のリスク・リターン特性には大きな差があることがわかります。こうしたリスク・リターン特性の把握には、計測期間を十分に長くとることが非常に重要です。




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代表的な資産のリスク・リターン特性

図表1のリスク・リターン特性の計測期間は、2003年6月からの15年半と長期間となっています。したがって、2008年9月に 起こったリーマンショック時の大きな変動も含んだリスク・リターン特性になっています。

図表1:各資産のリスク・リターンマップ 
期間:2003年6⽉〜2018年12⽉

 

※米国REIT:MSCI米国リート指数、日本REIT:TOPIX-Jリート指数、新興国株式:MSCIエマージング・マーケット指数、先進国株式:MSCIワールド指数、先進国株式(ヘッジ):MSCIワールド(ヘッジ)指数、 日本株式/米国株式/豪州株式/中国株式/インド株式/ブラジル株式/ロシア株式:MSCI各国指数、日本国債:FTSE日本国債指数、世界国債:FTSE世界国債指数、世界国債(ヘッジ):FTSE世 界国債(ヘッジ)指数、米国社債:BofAメリルリンチ米国社債指数、米国HY債:BofAメリルリンチ米国ハイイールド指数、米ドル建て新興国国債:JPモルガンEMBIグローバル・ディバーシファイド指数、米ド ル建て新興国国債(ヘッジ):JPモルガンEMBIグローバル・ディバーシファイド(ヘッジ)指数、現地通貨建て新興国国債:JPモルガンGBI-EMグローバル・ディバーシファイド指数、豪州国債:FTSE豪州国 債指数、バンクローン:S&P/LSTAレバレッジド・ローン指数、ブラジル国債:JPモルガンGBI-EMブラジル・ブロード指数、バイオ株式:ナスダック・バイオ株指数、MLP:AlerianMLP指数、ロボ株式:ROBO グローバル・ロボティクス&オートメーション指数、世界高配当公益株式:MSCI世界高配当公益株価指数、世界高配当公益株式(ヘッジ):MSCI世界高配当公益株価(ヘッジ)指数、金融機関ハイブリッド 証券:ウェルズ・ファーゴ金融機関ハイブリッド証券指数。すべて円換算。期間中の各月のリターンを年率換算して集計し、平均をリターン、標準偏差をリスクとして表示。
出所:ブルームバーグのデータを 使用しピクテ投信投資顧問作成

各資産のリスク・リターン特性の変化

図表2は各資産の標準偏差(年率)の年次推移を2004年から見たものです。リーマンショックが起こった2008年は、ほと んどの資産の価格変動幅が大きく、一方、2017年はほとんどの資産の価格変動幅が小さかったことがわかります。した がって、過去1年間など短期間でのリスク特性を判断すると、リスクを見誤りかねません。その資産が持つリスク要因が 顕在化したときに、とんでもないリスク量をとっていたことに初めて気付く、というようなことも起こり得ます。

図表2:各資産の月次リターン12か月分の標準偏差(年率)の年次推移
期間:2004年~2018年

 

※米国REIT:MSCI米国リート指数、日本REIT:TOPIX-Jリート指数、新興国株式:MSCIエマージング・マーケット指数、先進国株式:MSCIワールド指数、先進国株式(ヘッジ):MSCIワールド(ヘッジ)指 数、日本株式/米国株式/豪州株式/中国株式/インド株式/ブラジル株式/ロシア株式:MSCI各国指数、日本国債:FTSE日本国債指数、世界国債:FTSE世界国債指数、世界国債(ヘッジ):FTSE 世界国債(ヘッジ)指数、米国社債:BofAメリルリンチ米国社債指数、米国ハイイールド債:BofAメリルリンチ米国ハイイールド指数、米ドル建て新興国国債:JPモルガンEMBIグローバル・ディバーシファイ ド指数、米ドル建て新興国国債(ヘッジ):JPモルガンEMBIグローバル・ディバーシファイド(ヘッジ)指数、現地通貨建て新興国国債:JPモルガンGBI-EMグローバル・ディバーシファイド指数、豪州国債: FTSE豪州国債指数、バンクローン:S&P/LSTAレバレッジド・ローン指数、ブラジル国債:JPモルガンGBI-EMブラジル・ブロード指数、バイオ株式:ナスダック・バイオ株指数、MLP:AlerianMLP指数、ロボ 株式:ROBOグローバル・ロボティクス&オートメーション指数、世界高配当公益株式:MSCI世界高配当公益株価指数、世界高配当公益株式(ヘッジ):MSCI世界高配当公益株価(ヘッジ)指数、金融機 関ハイブリッド証券:ウェルズ・ファーゴ金融機関ハイブリッド証券指数。すべて円換算。期間中の各月のリターンを年率換算して集計し、平均をリターン、標準偏差をリスクとして表示。
出所:ブルームバー グのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成


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