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- 好業績を背景に上昇するエコディスカバリー
「クリーンエネルギー」関連に注目した投資を行っているエコディスカバリーのマザーファンドは、足元、先進国株式のパフォーマンスを上回って上昇しています。世界的に気候変動問題への取り組みが本格化する中、投資対象であるEV(電気自動車)関連や再生可能エネルギー関連の企業は好決算を発表する企業も多く、当ファンドの投資企業の利益成長率予想も2021年夏以降、上昇基調にあり、こうした要因が株価上昇のけん引役となっています。
足元、先進国株式を上回るパフォーマンス
世界的に気候変動への注目が高まり、世界の株式市場が堅調に推移する中、「クリーンエネルギー」関連に注目した投資を行っているピクテ・エコディスカバリー・アロケーション・ファンド(当ファンド)のマザーファンドのパフォーマンスは、2020年3月末以降、世界の株式市場が堅調な動きとなる中、先進国株式を上回って推移しています(図表1左参照)。
先進国株式に対する相対パフォーマンスを見ると、当ファンドのマザーファンドは2020年末にかけて、先進国株式を上回って推移してきました(図表1右参照)。
2021年の前半は、2月から3月にかけて米国の長期金利が上昇し株式市場でグロース株からバリュー株へのローテーションが起こった局面や、5月前半にかけて世界的にインフレ懸念と米国の早期利上げ観測が高まった局面で、当ファンドは先進国株式に対して相対的に軟調な動きとなりました。
しかし、10月中旬以降、当ファンドのマザーファンドは大きく上昇し、先進国株式を上回って推移しており、先進国株式に対する相対パフォーマンスも急速に改善しています。
業績への期待が株価の上昇要因に
10月中旬以降、当ファンドのマザーファンドが良好なパフォーマンスとなった背景としては、投資対象である「クリーンエネルギー」関連企業に、直近の業績および今後の見通しが好調な企業が多いことが挙げられます。「クリーンエネルギー」関連企業については、これまで気候変動への関心が高まる中で、期待先行で株価が上昇してきた面がありますが、足元では期待に加えて、好調な業績への評価が株価にとってプラスに働いていると考えます。
EV(電気自動車)関連で最も注目を集めている銘柄であるテスラ(米国)の2021年7-9月期の決算は、売上高は市場予想を小幅に下回ったものの、世界的な半導体不足やサプライチェーン問題がある中でも調整後1株あたり利益(EPS)は市場予想を上回り、同社の株価は上昇し、その他のEV関連の企業にも注目が集まりました(図表2参照)。他にも主な「クリーンエネルギー」関連企業の業績を見てみると、再生可能エネルギー関連のサンラン(米国)やエンフェーズ・エナジー(米国)、エコ・ロボティクス関連のシノプシス(米国)やキーエンス(日本)なども直近の四半期決算で売上高、調整後1株あたり利益ともに市場予想を上回る結果となり、これらの企業の株価の上昇をけん引する要因となりました。
また、来期予想1株あたり利益(EPS)の成長率の推移をみると、先進国株式の来期予想EPS成長率は2021年前半に比べ低下している一方、当ファンドの投資企業については、夏以降、上昇基調にあります(図表3参照)。世界的に気候変動への取り組みが本格化する中、EVや再生可能エネルギーなど当ファンドが投資対象とする「クリーンエネルギー」関連企業の成長見通しが改善していることが株価にとってプラスとなっています。
ご参考:基準価額の推移(年2回決算型、為替ヘッジなし)
日次、期間:2009年11月27日(設定日)~2021年11月16日
※基準価額は信託報酬等控除後です。※基準価額は1万口あたりで表示しています。
各国・地域が気候変動への取り組みを積極化していますが、温暖化を抑えるためには自動車のEV化や再生可能エネルギーへの転換などを2030年に向けてこれまで以上に急速に進めることが必要と言われています。このような環境は、当ファンドが現在、注目して投資している「クリーンエネルギー」関連企業の業績を後押しするものと考えます。
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ピクテ・エコディスカバリー・アロケーション・ファンド(年2回決算型)為替ヘッジなし
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