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不透明感が続く市場環境下での運用戦略
2020/03/18

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概要

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて世界的な株安となる中、当ファンドの基準価額も下落しています。当ファンドが注目するわが国のナンバーワン企業群は競争力や収益・財務基盤などの面で優位性があり、今回のような困難も乗り越えていけると考えられますが、当面は状況を注視していくことが重要と考えます。



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新型コロナウイルス感染拡大、日本株式市場への影響をどうみる?

新型コロナウイルスの世界規模での感染拡大は、需給両面から景気・企業業績に悪影響を及ぼすと考えられます。

既に中国で見られますように、サプライチェーン(供給網)の混乱は生産・供給量に大きく影響し、素材、加工産業を中心に、電気機器、自動車・自動車部品、化学・繊維、機械など多岐にわたる産業への影響が懸念されます。サプライチェーン混乱による影響に加え、企業活動の停滞は需要面でのマイナス影響も多大となりそうです。

また、人とモノの移動が制限され、不要不急の外出が控えられるなかでは、訪日外国人客数の減少が響く小売業、化粧品・トイレタリー業界に加え、外食、レジャー施設、鉄道、空運などへの影響が懸念されます。一方、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が比較的軽微な業界としては、建設、食品、医薬品・ヘルスケア、情報・通信業などが考えられます。

新型コロナウイルスの感染拡大が世界のGDP成長率のマイナス要因となることは確実なようです。また、日本企業の業績は1-3月期以降の回復が新型コロナウイルスの感染拡大前は期待されていたものの、このような世界景気の現状では一転して上記の影響が大きい素材・加工産業を中心に下振れとなりそうです。ただし、新型コロナウイルス拡大の影響は一時的な外因性ショックであり、感染拡大・混乱が収束すれば、その後は景気・企業業績の回復が進んでいくと考えています。

当ファンドへの影響は?

当ファンドは主にわが国のナンバーワン企業の株式を選別し投資を行っています。

こうした企業は、グローバルに進出している場合が多く、また、高い競争力を背景に高シェアを有するクオリティーの高い企業です。 グローバルに事業を展開しているがゆえに今回の新型コロナウイルス感染拡大の影響は避けられませんが、さまざまな地域でサプライチェーンの混乱が見られる中、グローバル企業だけが影響を受ける状況ではないと考えられます。当ファンドが投資を行っているのは、業界をリードする企業群であり、財務が比較的健全で、経営資源を効率的に再配置することができるなど、一時的な混乱のなかで比較的優位に回復・改善が期待できると考えます。




これまではポートフォリオの保有状況の大きな変更は行っていません。ただし、一部の銘柄については見直しを行っています。たとえば、中期的な観点での成長見通し引き下げや、短期的な新型コロナウイルス感染拡大を受けたインバウンド需要の減少等が懸念される小売関連銘柄を売却する一方、中期的な需要拡大見通しに変化がなく、加えて今回の新型コロナウイルスの感染拡大を機に、働き方改革・在宅勤務の必要性の認識が一気に高まった感があり、注目が高まると予想される半導体を含む情報技術関連銘柄を購入するなどしました。

今後も感染拡大の状況、各国当局の政策対応、企業業績動向などには注視していくことが重要であると考えます。



●当資料はピクテ・ジャパン株式会社が作成した販売用資料であり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。取得の申込みにあたっては、販売会社よりお渡しする最新の投資信託説明書(交付目論見書)等の内容を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。
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お申込みにあたっては、交付目論見書等を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。
投資リスク、手続き・手数料等については以下の各ファンド詳細ページの投資信託説明書(交付目論見書)をご確認ください。

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