Article Title
スマートシティ|設定来の運用状況と足元の注目分野
2021/08/16

Share

Line

LinkedIn

URLをコピー


概要

2021年5月28日に設定・運用開始した当ファンドの基準価額は、市場全体の流れを受けて上下を繰り返しながらも、足元(2021年8月6日時点)まででみると底堅く推移しています。スマートシティ関連株式は、今後も中長期的に成長が期待できるとの見方に変わりはありませんが、特に足元では、都市の運営に欠かすことのできないデジタル・インフラの1つである電子決済関連分野に注目しています。



Article Body Text

設定来の当ファンドの運用状況|底堅い推移が続く

2021年5月28日に設定・運用開始した当ファンドの基準価額は、市場全体の流れを受けて上下を繰り返しながらも、足元(2021年8月6日時点)まででみると、世界株式に比べてやや劣勢となっているものの、底堅く推移しています。

世界株式に比べてやや劣勢となった背景の1つには、中国当局による産業規制強化の流れの中で、中国のネット関連(フードデリバリーなどを手がける企業)や教育関連企業の株価が大きく下落したことなどがあります。なお、当ファンドにおいては、7月中に足元の中国当局の動きを警戒し、中国企業の組入比率を引き下げるなどの対応をとっています。

一方で、コロナ禍におけるeコマース需要拡大が追い風となった物流施設運営企業や電子決済関連企業、さらに、不動産市場の回復の恩恵を受ける住宅施設提供企業などの株価は堅調に推移し、当ファンドの基準価額にとってプラス寄与となりました。

注目のデジタル・インフラ、電子決済関連

当ファンドの主要投資対象であるピクテ-スマートシティの2020年末以降の投資セグメントおよびサブ・セグメント別の組入比率の推移をみると、「都市を運営する」のデジタル・インフラが相対的に高位の組入れ(2021年7月末時点でポートフォリオ全体に占める割合は31%)となっています。

この「都市を運営する」のデジタル・インフラには、電子決済関連企業などが含まれます。当ファンドの2021年7月末時点の上位10銘柄のうち、組入第2位のVISA(米国)、4位のペイパル・ホールディングス(米国)、8位のマスターカード(米国)の3銘柄が電子決済関連企業となっています。運用に際しては、中長期的に成長が期待されるスマートシティ関連の多種多様な企業の株式に分散投資を行っていく方針に変わりはありませんが、足元ではデジタル・インフラ、特に電子決済関連分野に注目しており、電子決済関連企業の組入比率は2021年7月末時点でポートフォリオ全体の約17%となっています。

※本文中の組入比率はすべて当ファンドの主要投資対象であるピクテ-スマートシティにおける状況

我々は、電子決済について、極めて効率のよい現代都市を支える重要なインフラの1つであると考えています。電子決済企業はより安全な決済サービスを提供することで、世界的に進むキャッシュレス化の流れに大きく貢献しています。また、コロナ禍では、感染拡大防止の観点からもキャッシュレス化の流れがさらに加速しました。

さらに、電子決済関連企業が提供するサービス(決済ネットワークやデジタル・ウォレット、各種決済アプリなど)は、eコマースのスピード化・効率化を支えるとともに、事業者・消費者・政府などに対して従来型の決済(例えば、現金を基本とした取引)に比べて様々な費用の削減を可能にすると考えられます。

中長期的に成長が見込まれるスマートシティ関連株式

地球上の多くの都市(特に先進国)は、インフラの老朽化の問題を抱えており更新のための投資が必要とされています。更新の際には、そこに暮らす人々の生活の質を高め、かつ、環境への負荷などを考慮したより効率性の高いインフラに置き換えられるものと期待されます。また、新興国では経済成長や都市人口の急増などにより、新たに高効率のインフラを備えた街づくりの二―ズがあります。さらに、都市に暮らす人々のニーズはますます多様化し、それに応える革新的なサービスに対する需要は今後いっそう拡大すると見込まれます。

こうした流れの中で、当ファンドが投資を行うスマートシティ関連株式は大きく恩恵を受け、今後も中長期的に成長が期待できると考えています。

 



●当資料はピクテ・ジャパン株式会社が作成した販売用資料であり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。取得の申込みにあたっては、販売会社よりお渡しする最新の投資信託説明書(交付目論見書)等の内容を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。
●投資信託は、値動きのある有価証券等(外貨建資産に投資する場合は、為替変動リスクもあります)に投資いたしますので、基準価額は変動します。したがって、投資者の皆さまの投資元本が保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。
●運用による損益は、すべて投資者の皆さまに帰属します。
●当資料に記載された過去の実績は、将来の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません。
●当資料は信頼できると考えられる情報に基づき作成されていますが、その正確性、完全性、使用目的への適合性を保証するものではありません。
●当資料中に示された情報等は、作成日現在のものであり、事前の連絡なしに変更されることがあります。
●投資信託は預金等ではなく元本および利回りの保証はありません。
●投資信託は、預金や保険契約と異なり、預金保険機構・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。
●登録金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の対象とはなりません。
●当資料に掲載されているいかなる情報も、法務、会計、税務、経営、投資その他に係る助言を構成するものではありません。

MSCI指数は、MSCIが開発した指数です。同指数に対する著作権、知的所有権その他一切の権利はMSCIに帰属します。またMSCIは、同指数の内容を変更する権利および公表を停止する権利を有しています。

お申込みにあたっては、交付目論見書等を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。
投資リスク、手続き・手数料等については以下の各ファンド詳細ページの投資信託説明書(交付目論見書)をご確認ください。

iTrustスマートシティ



関連記事


日付 タイトル タグ
日付
2023/11/09
タイトル iTrustスマートシティ|サステナブル建築は、より環境に配慮し再生可能な未来を創る タグ
日付
2023/05/30
タイトル iTrustスマートシティ|スマートシティ関連株式における今後の注目点 タグ
日付
2023/05/23
タイトル iTrustスマートシティ|2022年3月15日~2023年3月15日の運用状況 ~ 運用報告書アーカイブス タグ
日付
2023/04/04
タイトル iTrustスマートシティ|バイオ建材を用いた二酸化炭素の回収 タグ
日付
2023/03/13
タイトル iTrustスマートシティ|分散投資と、よりいっそう慎重な銘柄選別を徹底 タグ
日付
2023/02/22
タイトル iTrustスマートシティ|高まるカーボン・ニュートラルな都市づくりへのニーズ タグ
日付
2023/01/27
タイトル スマートシティ|引き続き、株式市場の動きには警戒しつつ、好転の兆しも視野に タグ
日付
2022/10/04
タイトル スマートシティ|世界が抱える環境・社会問題の解決に貢献 タグ
日付
2022/03/04
タイトル スマートシティ|2022年年初来の基準価額の動きと今後の注目ポイント タグ
日付
2021/10/27
タイトル スマートシティでは「健康」も重要なキーワード タグ
日付
2021/10/21
タイトル スマートシティのテーマの中で、多種多様な企業の株式に分散投資 タグ
日付
2021/05/26
タイトル 誕生!「iTrust スマートシティ」〜環境に優しい未来都市の構築に貢献する〜 タグ
もっと見る