当ファンドでは、幅広い分野で活躍する世界のスマートシティ関連企業の株式に投資を行っています。スマートシティ関連企業は、都市におけるサービスやインフラを提供するほか、都市が発展する過程で生じる様々な課題の解決に貢献すると考えられ、これらの事業への需要は今後も中長期的に拡大すると見込まれています。

幅広い分野で活躍する世界のスマートシティ関連企業の株式に投資

スマートシティとは、新しい技術や仕組みなどを活用して、様々な生活インフラが効率的に管理・運営され、環境に配慮しながら人々が便利で快適に過ごせる都市のことを指します。

当ファンドの主な投資先であるスマートシティ関連企業は、都市で建設・運営される施設やサービス、インフラなどに携わる企業のほか、都市が発展する過程で生じる様々な課題を解決する企業など、幅広い分野に存在しています。

先進国ではインフラの老朽化で更新需要があることや、新興国では経済成長を背景に都市化が急速に進んでいることなどを背景に、環境への負荷を考慮した高効率性のインフラを備えた街づくりへのニーズが高まっています。また、都市に暮らす人々のニーズはますます多様化し、それに応える革新的なサービスに対する需要は今後いっそう拡大すると見込まれます。こうした流れの中で、当ファンドが投資を行うスマートシティ関連株式は大きく恩恵を受け、今後も中長期的に成長が期待できると考えています。

スマートシティ関連企業は、環境・社会問題の解決に貢献

 

スマートシティ関連企業は中長期的に成長が見込まれるだけでなく、世界的な課題となっている環境・社会問題の解決にも貢献する企業であると考えます。

当ファンドの運用チームでは、投資対象候補銘柄の環境・社会問題の解決への貢献度を測定し、投資対象銘柄の選定に役立てています。

以下の6つの領域に注目し、貢献度を推定しています。

各個別銘柄について、上記の6つの領域に関わる事業活動から生み出される収益の企業全体の収益に占める割合（＝「インパクト・ピュリティ（純度）」）を推定します。各銘柄は複数の領域に関連することもありますが、メインとなる領域に絞り、計算上の重複を回避します。ここで計測されたインパクト・ピュリティに基づき、環境・社会問題の解決に貢献度が低いと判断された（低インパクト・ピュリティ）銘柄については、投資対象候補から除外します。

実際に2022年7月末時点の当ファンドの組入銘柄の状況をみると、6つの領域別のインパクト・ピュリティ（平均）はそれぞれ相対的に高位に保たれており、世界が抱える環境・社会問題の解決への貢献度を考慮したポートフォリオの構築を行っていることを示しています。