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- 自国以外でも成功を収めるグローバル優良企業の強み
●世界経済の先行きは依然として不透明。ただし、国・地域よって状況は異なる
●景気減速により、企業業績はマイナスの影響を受けると懸念されるが、グローバルに事業展開を行っている場合、マイナスの影響を軽減できる可能性もある
●当ファンドの投資先企業は、高い競争優位性をもち、自国市場以外でも確固たる地位を築いているグローバル優良企業
世界経済の先行き|依然として不透明。しかし、国・地域によって状況は異なる
世界経済の先行きは、依然として不透明感が残っています。しかし、国や地域によって状況は異なるとみられます。
先進国を中心にインフレの状況は、ピークアウト感もみられつつありますが、依然として高水準にあり、米国をはじめ主要中央銀行による金融引き締めが長期化するとの見方があります。加えて、3月には米地銀の破綻、その余波が欧州の金融機関の経営不安につながるなど、金融システムに対する不安が強まりました。各国当局が迅速な政策対応をとったことで金融不安はいったんは後退しましたが、今後、金融機関の貸出態度がいっそう厳格化することが予想され、実体経済に対してマイナス影響を及ぼす可能性もあります。
一方、中国については、ゼロコロナ政策の終了を受けて経済活動の再開が期待されています。この恩恵は、サプライチェーン(供給網)の混乱の解消や、旅行需要の回復により消費拡大にもつながると期待されることから、中国国内のみならず周辺アジア諸国の経済にとっても追い風になると予想されています。
景気は循環するものであり、一定の局面が続くことはありません。良い時もあれば、悪い時もあります。また、国や地域によって状況が異なることもあります。
ピクテでは、2023年の世界経済について、先進国では金融引き締めの効果などからインフレ率は低下するとみられる一方、経済成長率の低下も避けられないと予想しています。
一方、新興国については、インフレ率は落ち着いていくことが予想されることに加えて、中国の経済活動の再開などがけん引し、経済成長率が高まると予想しています。
また、国際通貨基金(IMF)による経済成長率予想(2023年4月時点)でも、米国やユーロ圏における2023年の経済成長率は前年から低下することが予想されています。一方、中国の2023年の経済成長率は、加速することが予想されています。
グローバルに事業を展開することで、事業リスクは分散される
どのような業種の企業であろうと、業績は景気動向と無関係ではいられません(業種によって、影響度の違いはある)。一方で、自国のみならず、グローバルに事業展開を行っている企業については、市場によって景気サイクルの局面が異なる場合や、同じ局面にあったとしても、程度が異なる場合があり、景気サイクルに起因するマイナスの影響を低減できる可能性が高いと考えられます。さらに万が一、自然災害などが発生した場合にも、単一市場に大きく依存している場合に比べると、事業リスクの分散が図れると考えられます。
当ファンドの投資先は、高い競争優位性をもち、自国市場以外でも確固たる地位を築いているグローバル優良企業です。
2023年3月末時点の当ファンドの組入銘柄を国別でみると、景気減速が懸念される米国の企業が全体の約6割強を占めています。しかし、例えば、組入上位銘柄の地域別売上高構成比をみると、自国からだけでなく、海外市場からも多くの収入を得ていることがわかります。
ピクテでは、グローバル優良企業には5つの強み(①豊富な資金力、➁優れた開発力、➂価格競争力、④ブランド力、➄マーケティング力)があると考えています。こうした強みを武器に、自国以外の海外市場においても、事業を成功させ、高い市場シェアを有している企業は少なくありません。
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