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クレジット③ 〜クレジット投資の種類① : バンクローン〜
2019/06/04

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概要
  • バンクローンは市場では通常レバレッジドローンと呼ばれるもので、主に銀⾏等の⾦融機関が投資適格未満の信⽤⼒の劣る企業向けにローンを実⾏し、その債権を転売しているものです。
  • 弁済順位の⾼い有担保債務のものが多いですが、そもそも格付が低く相対的に信⽤⼒が低い企業に対するローンであることに注意が必要です。
  • また変動⾦利のものが多く⾦利リスクは限定的ですが、もともと⾦利リスクよりも信⽤リスクや流動性リスクを多く取る⾦融商品だということを認識しておく必要があります。



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バンクローンの仕組み


バンクローンのリターン特性

①信⽤リスクと流動性リスクの⼤きな投資となるため、ソブリン債や投資適格社債と⽐べて⾼い利回りが期待できます。⼀⽅、買い⼿の要求する利回りが上昇すると価格が下落し、利回りが低下すると価額が上昇します。
②変動⾦利ベースで貸し出されている債権が多いため、⾦利リスクは限定的です。但し、信⽤リスクや流動性リスクは変動⾦利であることで軽減されるものではありません。

投機的格付企業の場合、有担保バンクローンの弁済順位は無担保ハイイールド債や株式よりも⾼くなります。但し、上記のような投機的格付のA社のバンクローンと、B社の無担保社債(投資適格債)の安全性を単純⽐較することはできません。

バンクローンのリスク特性

①ほとんどが投資適格未満の企業の債権であり、無担保での資⾦調達が困難であるなど、信⽤⼒に劣る企業向けの、信⽤リスクの⼤きな投資である点に注意が必要です。
②買い⼿の要求する利回りが上昇することで、価格が下落するリスクがあります。
③債券と⽐べて流動性に乏しく、流動性リスクの⼤きな投資となります。


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