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- バイオ|バイオジェンがアルツハイマー病治療薬レカネマブ の良好な治験結果を発表、株価は大きく上昇
●バイオジェンがアルツハイマー病治療薬候補の良好な治験結果を発表し、同社の株価が大
きく上昇
●その他、アルツハイマー病などの神経変性症の治療薬を開発する企業の株価も上昇
●画期的な新薬の開発がバイオ医薬品企業の成長ドライバー
アルツハイマー病治療薬候補の良好な治験結果を受けてバイオジェンの株価が大きく上昇
2022年9月27日、米国の大手バイオ医薬品企業バイオジェンと日本の医薬品企業エーザイが共同で開発しているアルツハイマー病治療薬候補レカネマブについて、フェーズⅢ治験で良好な結果が得られたことが発表されました。この発表を受けて、2022年9月28日のバイオジェンの株価は前日比で+39.9%(米ドルベース)の大幅な上昇となりました。
なお2022年8月31日現在、当ファンドの主要投資対象である「ピクテ・バイオ医薬品マザーファンド」は、バイオジェンを4.2%保有しています。
バイオジェンは、2021年6月に米食品医薬品局(FDA)からアルツハイマー病治療薬アデュヘルム(一般名:アデュカヌマブ)の承認を受け注目を集めましたが、同治療薬の使用は、承認に際して諮問委員会が否定的な見解を出していたことや、保険適応の問題で使用に制限がかかったことなどから広がっていませんでした。
一方、レカネマブは早期アルツハイマー病の患者を対象とした大規模治験で症状の悪化抑制が示されており、新しい治療薬としての期待が高まっています。
その他、アルツハイマー病などの神経変性症の治療薬を開発する企業の株価も上昇
また、バイオジェンの発表を受けて、アルツハイマー病治療薬を開発している医薬品企業イーライリリー(米国)など神経変性症の治療薬を開発する企業の株価を中心に2022年9月28日のバイオ医薬品株式市場(ナスダック・バイオテクノロジー指数)は上昇し、上昇率は前日比+4.3%(米ドルベース)となりました(米国株式(S&P500種株価指数)(米ドルベース)は同+2.0%)。
画期的な新薬の開発がバイオ医薬品企業の成長ドライバー
バイオ医薬品企業を含む医薬品業界が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に対して果たした驚異的な役割はこの業界の技術力の高さを証明しています。
今回、バイオジェンとエーザイによる発表が注目されましたが、遺伝子治療、遺伝子編集、RNA干渉などの技術プラットフォームには大きな商業的機会が存在している他、がんの精密医療(プレシジョン・メディシン)や中枢神経領域、希少病領域などにおいても引き続き画期的な新薬の開発が期待されており、バイオ医薬品企業の成長ドライバーとなるものと考えます。
バイオ医薬品業界はイノベーションが急速に進み、長期的な株主価値増大の機会を生み出す、市場でも数少ない分野の一つであるといえます。
一方、世界的なインフレの高進と各国・地域の中央銀行による金融引き締めの動き、欧州のエネルギー問題、地政学リスクなどを背景に世界経済の先行き懸念が高まっており、バイオ医薬品株式市場についても、株価の変動が大きくなる可能性には注意が必要です。
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