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- 設定後1 年が経過したiTrust ティンバーの基準価額の振り返り
iTrust ティンバーでは森林の所有・管理から、木材製品、ダンボールなどの包装材や紙製品の製造まで、関連する幅広い分野の企業に分散して投資を行っています。設定後1 年となる2022 年3 月31 日の基準価額は11,206 円となり、設定来で12.1%の上昇となりました。また、2022 年年初来(2021 年12 月30 日~2022 年3 月31 日)では1.2%の上昇となっています。
当ファンドの概要
iTrust ティンバー(以下、当ファンド)では森林の所有・管理から、木材製品、ダンボールなどの包装材や紙製品の製造まで、関連する幅広い分野(図表1)の企業に分散して投資を行っています。
当ファンドの主な特徴として、以下の点が挙げられます。
①森林・木材に関するバリューチェーン全体に分散投資を行う世界で唯一のアクティブ運用ファンドであること(2022 年2 月末時点)
②当該バリューチェーンにおける長期的な成長要因として人口とGDP の増加、一人当たり消費量の増加、新興国の生活水準の向上、先進国の高齢化、e コマースの拡大、グリーン・コンシューマリズム(環境に対する負荷の少ない商品購入の呼びかけや、環境に悪影響を及ぼす商品のボイコットなど)の進展などに注目する点
③当ファンドへの投資を通じて環境にプラスの影響を与えながら、将来のグリーン成長(経済的な成長を実現しながら私たちの暮らしを支えている自然資源と自然環境の恵みを受け続けること)を促進し、その恩恵を受けることができると期待される点
なお、当ファンドにおいてロシアおよびウクライナ関連銘柄への直接の投資はありません(2022 年2 月末時点)。
図表1:森林・木材に関するバリューチェーン全体に分散投資を行い成長機会を追求
※上記は森林・木材に関するバリューチェーンのイメージを表したものです。当ファンドの投資対象すべてを表すものではありません。また、すべてに投資するものでもありません。
設定来の基準価額の振り返り
設定後1 年となる2022 年3 月31 日の当ファンドの基準価額は11,206 円となり、設定来で12.1%の上昇となりました(図表2 左)。また、2022 年年初来(2021 年12 月30 日~2022 年3 月31 日)では1.2%の上昇となっています(図表2 右)。
図表2:当ファンドと世界株式のパフォーマンス推移
日次、円ベース、期間:2021 年3 月31 日(当ファンド設定日)~2022 年3 月31 日
※データは過去の実績であり、将来の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません。※当ファンドの基準価額は信託報酬等控除後です。また、換金時の費用・税金等は考慮しておりません。信託報酬率は「手続き・手数料等」の「ファンドの費用」をご覧ください。※世界株式:MSCI 全世界株価指数(配当込み、円換算)。基準価額の算出に合わせて1 営業日前ベースとしています。※2021 年12 月末は2021 年12 月30 日。
出所:ブルームバーグのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成
なお、設定来のパフォーマンスは世界株式に対して劣後する格好となっていますが、当ファンド設定後に強含んだ木材価格が2021年の年央にかけて下落に転じたこと(図表3)や、当ファンド投資先銘柄の売上動向に比較的大きな影響を与えると考えられる米国住宅市場に関連する指標(図表4)が足元で先行きの弱含みを示唆するものとなっていることなどが背景とみられます。
短期的には懸念材料も散見されるものの、当ファンドが注目する長期的な成長要因(当ファンドの主な特徴②として先述)に変化はないと考えています。
図表3:シカゴ木材先物価格の推移~足元は高水準ながら下落基調
日次、2015 年1 月2 日~2022 年3 月29 日
出所:ブルームバーグのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成
図表4:全米ホームビルダー協会住宅市場指数(6 ヵ月販売見通し)~足元弱含み
月次、期間:2001 年1 月~2022 年3 月
※指数値50 超は、景気が良いと感じている建設会社の方が景気が良くないと感じている建設会社より多いことを示す。
出所:ブルームバーグのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成
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