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iTrustロボ|2024年1-3月に基準価額は大きく上昇
2024/05/20

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概要

● iTrustロボの基準価額は2024年1-3月に+17.2%上昇、組入比率の高い半導体関連が好調で先進国株式を上回るパフォーマンス
● 今後の見通しと注目点-中長期的な高い成長期待は継続



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iTrustロボの基準価額は2024年1-3月に+17.2%上昇、組入比率の高い半導体関連が好調で先進国株式を上回るパフォーマンス

iTrustロボの基準価額は、2024年1-3月(2023年12月29日~2024年3月29日)に+17.2%上昇し、同期間の先進国株式(配当込み、円換算)の騰落率(+15.9%)を上回るパフォーマンスとなりました。

 

世界の株式市場は、現地通貨ベースでみると1-3月と連続して上昇しました。

1月は、半導体関連をはじめとする良好な欧米企業の決算発表が続いたことや、欧州中央銀行(ECB)が4月に利下げを開始するとの見方が強まったことなどが好感され、世界の株式市場は上昇基調となりました。2月には、米雇用統計が堅調な内容となり米労働市場の底堅さが示されたことや、半導体大手による良好な決算および業績見通しの発表などを背景に、株式市場は上昇基調を維持しました。その後、3月にかけてもAI(人工知能)普及拡大への期待を背景にハイテク銘柄が堅調となったことに加え、欧州中央銀行(ECB)がインフレ予測を引き下げたことや米連邦公開市場委員会(FOMC)が年内3回の利下げ見通しを維持したことなどを背景に、引き続き株式市場は上昇基調となりました。

一方、為替市場は、元旦に発生した能登半島地震による経済への影響に対する懸念などから、日銀が金融緩和政策を早期に修正するとの観測が後退し、年初より円安・ドル高基調となりました。さらに3月に開催された日銀の政策決定会合でマイナス金利の解除が決定されたものの、日銀がマイナス金利解除後も緩和的な姿勢を維持するとの見方が広がった一方で、欧米の利下げ観測が後退したことにより、日本と欧米の金利差があらためて意識されたことなどから、1-3月の3ヵ月間を通して円安・外貨高基調となりました。

 

当ファンドでは大きく分けて、①基盤技術関連、②消費者向けサービス&アプリケーション関連、③自動化関連の各分野の銘柄に投資しており、業種でみると半導体・半導体製造装置やソフトウェアなど情報技術セクターの保有比率が高くなっています。

2024年1-3月については、AIによる新技術への移行とIT企業の2024年の設備投資が増加することへの期待などを背景に情報技術セクターが上昇するなかで、当ファンドの保有する半導体・半導体製造装置の銘柄などが市場平均よりも大きく上昇したことが、当ファンドのパフォーマンスが先進国株式を上回る要因となりました。

注 ①基盤技術関連とは、ロボットが物体を把握したり、作業工程を進めたり、コミュニケーションを行うために必要なテクノロジーを供給している銘柄群を指します。②消費者向けサービス&アプリケーション関連とは、消費者やサービス業向けのアプリケーションの開発を目的としたロボットや自動化技術の開発を行っている銘柄群を指します。③自動化関連とは、次世代の自動化技術を開発している銘柄群を指します。

分野ごとの状況を振り返ると、①基盤技術関連では、エヌビディア(米国)、台湾セミコンダクター(台湾)やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)(米国)など多くの半導体・半導体製造装置関連の銘柄の株価が大きく上昇しました。②消費者向けサービス&アプリケーション関連では、AI(人工知能)関連として注目されているアルファベット(米国)などの上昇が大きくなりました。さらに③自動化関連についても、半導体製造装置のASMLホールディング(オランダ)やAIの活用による事業展開が見込まれるセールスフォース(米国)などをはじめ多くの銘柄が堅調な動きとなりました。

 

今後の見通しと注目点-中長期的な高い成長期待は継続

世界経済は、米国については経済の底堅さが確認されており、企業は引き続き成長軌道にありますが、これまでの金利上昇が、インフレ抑制に寄与している一方で、消費を抑える要因となり、先行きには不透明な要素が存在している状況にあります。AIは新たな設備投資サイクルの原動力となり、AIによる新技術への移行が中期的な収益創出と利益拡大に寄与すると予想される一方、電気自動車(EV)は現在厳しい状態にあり、投資家は中国からの大幅な需要回復に期待しているところです。短期的には、市場参加者は引き続き世界各国の長期金利の動向や利下げの可能性、地政学的緊張の高まりなどに注目しており、マクロ環境は脆弱なままとなる可能性もあると見ています。

このような環境の中で、AI関連銘柄を含むロボティクス関連企業は少子高齢化を背景とした様々な社会的ニーズの高まりや技術革新などにより、中長期的に高い成長が期待されています。特に競争力のあるテクノロジーを有している企業は、良好なファンダメンタルズを反映し、長期的なパフォーマンスは相対的に堅調であると考えます。また今後、M&A(合併・買収)が増加する可能性があると見ており、その巧拙によって勝ち組と負け組がより明確になると考えています。

引き続き当ファンドは、ロボティクス関連分野で相対的にファンダメンタルズが健全で、安定したビジネスモデルを有する企業に注目していきます。

 

 

 



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