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- モンド ~ファンド設定以降、2021年の振り返り~
2021年後半の世界の金融市場は、同年11月後半に新型コロナウイルスのオミクロン株の出現を受けて、大きく動揺する局面はありましたが、年末にかけて持ち直しました。2021年10月15日に運用を開始したモンドは、こうした市場環境下でも、相対的に安定したパフォーマンスを維持しました。ESGへの取り組みなどを考慮し選定された投資戦略への分散投資を基本に、足元の市場環境も考慮したポートフォリオ構築を進めています。
世界の金融市場が大きく変動する中でも、設定来で相対的に安定したパフォーマンス
世界の金融市場は、2021年11月後半に新型コロナウイルスのオミクロン株の出現を受けて、大きく動揺する局面はありましたが、2021年年末にかけて根強い景気回復期待などが下支えとなる展開が続きました。
こうした市場環境下、モンド(以下、当ファンド)の基準価額は2021年10月15日の設定以降、相対的に安定したパフォーマンスを維持し続けました。2021年12月30日時点の基準価額は10,147円、設定来で+147円(+1.47%)の上昇となりました。特に、組入れ株式資産からのプラス寄与が大きく貢献しました。
ESG要素の考慮と、足元の市場環境を鑑みたポートフォリオの構築を進める
当ファンドでは2021年10月15日の設定以降、ESGへの取り組みなどを考慮し選定された投資戦略への分散投資を基本に、ポートフォリオの構築を進めてきました。2021年12月末時点の組入ファンドの中で、ESGを考慮した組入れの主な例としては、株式部分で、世界(除くスイス)ESG関連株式、水関連株式、スイスESG関連株式、欧州サステナブル株式、世界環境関連株式などがあります。また、債券部分では、世界サステナブル社債や新興国サステナブル社債などがあります。
加えて、足元の世界的なインフレ警戒感の高まりや、主要国の金融政策正常化への動きが加速するとの見方が強まっていることなども考慮し、株式市場が大きく変動する可能性がある中でも、安定したリターンの獲得が可能となるようなポートフォリオ構成を目指しています。
また、当ファンドでは、株式や債券といったアセット・クラス(資産)だけではなく、個々の投資対象が運用戦略全体の中で「成長(=グロース)」や「保全(=プロテクション)」など果たす役割の違いも考慮した上で、細かく分散を行いポートフォリオを構築しています。
足元の市場環境をみると、2022年も世界経済は引き続き好調に推移すると予想される一方、オミクロン株の感染者数が急増するなど、景気にとってプラス要因とマイナス要因が混在しています。また米国の物価上昇圧力を背景に、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策の正常化を急ぐ可能性があり、流動性の縮小によって世界の経済活動が鈍化する可能性も否定できません。このため当面は、株式などのリスク資産に対してやや強気とする現状のスタンスを維持しながらも、相場のアップサイド・ダウンサイドの両方に目配りしながら、機動的に運用を行う方針です。
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