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- モンド|2022年1月の運用状況と 今後の見通し
世界の金融市場は、米国のインフレ懸念の高まりを背景に、金融政策正常化の動きが加速するとの見方が強まったことや、ウクライナ情勢の緊迫化などを受けて、株式市場が大幅な下落となるなど、大きく変動した1ヵ月となりました。こうした市場環境下、当ファンドの2022年1月31日の基準価額は9,645円となり、前月末比で-502円(-4.95%)の下落となりました。
主な投資行動の振り返り
引き続きESGへの取り組みなどを考慮し選定された投資戦略への分散投資を行い、現時点の投資方針にあわせてポートフォリオの構築を進めてまいりました。
資産配分において株式の比率をやや削減する一方、債券やオルタナティブの比率を引き上げました。
市場環境
世界経済は着実に回復基調を辿っています。米国のインフレ率は早ければ2022年3月にもピークをつけるものと予想されます。これにより米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締めへの懸念が後退し、金融市場には幾分か安心感がもたらされると考えています。流動性についてはリスク性資産に対して概ね中立的と考えています。株式のバリュエーション(投資価値評価)は適正水準近辺まで調整が進みました。センチメントについては売られすぎに近い水準まで低下しました。
今後の方針
年初からの株価の大幅調整により、FRBの金融引き締めの影響については相応に株価への織り込みが進んだものと思われます。こうした環境認識に基づき、金利上昇局面に強いバリュー株や、景気変動の影響を受けづらいディフェンシブ株などの比率を引き上げる方針です。一方、債券についてはデュレーションを短めとした慎重なスタンスを維持しつつ、インフレの動向を注視していく方針です。
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