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- 「iTrustスマートシティ(愛称:未来の街)」を2021年5月11日より募集開始 ~都市の課題から生まれる新たな成長機会を捉えるピクテのスマートシティ戦略~
幣社は、iTrustノーロード・シリーズにて、世界のスマートシティ関連企業の株式に投資する「iTrustスマートシティ(愛称:未来の街)」を2021年5月11日より募集開始、5月28日に設定し、新たに運用をスタートします。当初募集は、5月11日より株式会社SBI証券、楽天証券株式会社にて行われ、販売会社は順次拡大していく予定です。当ファンドの特色は、以下のとおりです。
■ 主に世界のスマートシティ関連企業の株式などに投資します
iTrustスマートシティは、投資信託証券への投資を通じて、主に世界のスマートシティ関連企業の株式などに投資します。
スマートシティとは、新しい技術や仕組みなどを活用して、様々な生活インフラが効率的に管理・運営され、環境に配慮しながら人々が便利で快適に過ごせる都市のことを指します。投資信託証券では、都市で建設・運営される施設やサービス、インフラなどに携わる企業のほか、都市が発展する過程で生じる様々な課題を解決する企業など、幅広い分野のスマートシティ関連企業の株式に分散して投資を行います。
(注)なお、当該投資信託は、基本的運用方針の趣旨に反しない範囲で、景況見通しや規制等の事情を適時に判断して、指定投資信託の登録国(ルクセンブルグ)の法律に基づいて投資比率の調整や異なるセクターを含めた投資先の見直しを行う可能性もあります。
■ 急速な人口増加と進む「都市化」
世界では都市化が進展しています。都市は、地球の地表のわずか2.8%を占めるに過ぎません。しかし、都市では、世界の人口の半数以上が居住し、経済活動の80%が生み出されている側面があります。*1急速な人口増加に対応するため、人々の生活の質を維持しながら、環境への負荷を減らすことが世界中の都市に求められています。そして、こうした課題の解決は、幅広い分野で豊富な投資機会を生み出します。車両や交通システム、インフラ、不動産、持続可能な資源の管理など都市での生活を支えるサービスを提供する企業は、都市化の流れの中で重要な役割を担っています。
iTrustスマートシティは、都市化における課題をスマートに解決する秘めた力を持った企業の力強い成長を取り込むことを目的としています。
*1:World Bank “Urban development overview” June 2018
■ 新興国も加わり2030年には3,880兆円規模の市場へ
iTrustスマートシティが投資対象とするのは、主に移動や交通、インフラ、不動産、持続可能な資源管理といった分野のほか、スマートで持続可能な都市の開発を支援する技術やサービスなどの分野で活躍する企業です。
ある調査では、幅広い分野にわたる開発やサービス提供が必要となるスマートシティの市場規模は、2030年までの累計で約3,880兆円に達する見込みです。市場規模の拡大は、欧米などの先進国にとどまらず、中国やインドなどの新興国でも見込まれています。
■ 都市の課題から生まれる成長機会を捉える「スマートシティ戦略」
都市をより良く、より持続可能な形で建設、運営、管理するために革新的な技術を使用している企業には、豊かな投資機会があると、ピクテは考えます。
例えば、大気汚染との戦いもまた、大都市にとっての優先事項の1つです。特に中国では、人口の増加に伴う廃棄物処理が大きな問題となっています。それゆえに、都市を円滑に、そして持続可能な形で運営・支援するビジネスには、チャンスがあると言えます。
ピクテでは、このような動向を鑑み、都市化の波に乗ると思われる企業への投資を目的とした戦略「スマートシティ」を開発しました。同戦略は、テーマ型投資のパイオニアとして20年以上の実績を持つピクテ・アセット・マネジメントが未来を見据えて立ち上げたテーマの1つです。
■ スマートシティ戦略、3つの投資セグメント
ピクテのスマートシティ戦略(以下、当戦略)では、スマートシティにおける活動領域を「都市をつくる」「都市を運営する」「都市に暮らす」という3つに大きく分けています。
スマートシティ化の取り組みは、最新のテクノロジーを活用した建物や設備の導入(=都市をつくる)にはじまり、モノやサービスなどの提供に必要な物流網の効率化(=都市を運営する)、医療や教育など衣食住の充実(=都市に暮らす)など、人々の生活をより豊かにするためのサービス面の充実などの幅広い分野に及びます。当戦略は、この3つのセグメントに基づき、持続可能でよりつながりのある未来の都市の開発に貢献する企業に投資を行い、長期的なリターンの獲得を実現することを目的としています。
iTrustスマートシティでは、不動産や電力・交通・通信インフラのほか、快適で充実したライフスタイルを提供する企業などの株式へ投資します。
各時価総額の出所:ピクテ・アセット・マネジメント(2020年12月末時点)
参考① 【投資対象ファンドの累積パフォーマンス】
2021年3月末時点、円換算、管理報酬等控除後。2018年8月末を100として指数化
参考② 【投資対象ファンドの保有上位10銘柄】 2021年3月末時点
※投資対象ファンド:ピクテ‐スマートシティ クラスI USD投資証券(費用・信託報酬等控除後、円換算)、世界株式:MSCI ACWI(円換算) ※指数はトータル・リターン・ベース
出所:ブルームバーグのデータを使用しピクテ投信投資顧問作成
■ 3つのモニタリング組織による、投資家本位のガバナンス体制
iTrustスマートシティは、2018年より運用実績のあるPictet-SmartCityというルクセンブルグ籍ファンドに投資を行う、ファンド・オブ・ファンズ形式で運用します。投資対象ファンドでは、経験豊かな専任チームが、ピクテ・グループの豊富な情報を活用し、個別企業の分析を重視したボトムアップ・アプローチで運用を行っています。
また、運用チームは、関連業界のリーダー、学者など中立的な立場の専門家を招致した委員会(アドバイザリー・ボード)を開催し、定期的な意見交換を行います。これにより、先端技術の動向やトレンドの変化をいち早く捉え、これから成長する企業の発掘に生かしています。
投資対象となるルクセンブルグ籍のファンドは、日本の投資信託とは異なる会社型投資信託であり、ボード・オブ・ディレクターズ(取締役会)が設置されています。そのメンバーにはピクテ・グループから3名、それ以外から2名が選出されており、このボードがファンドの運営全体をモニタリングすることで、ガバナンスが担保される仕組みが取られています。
さらに、ピクテ投信投資顧問では、2017年よりファンド運営のガバナンス体制の強化を目的として、弊社の取締役会および経営会議に対する助言を行うファンド・アドバイザリー・コミッティーを設け、社外有識者5名からの発言を積極的に取り入れ健全且つ投資家本位のファンド運営に活かしています。
iTrustスマートシティは3つのモニタリング組織によるガバナンス体制で、日本の投資家の皆さまにとって最善の利益を追求することを目指します。
【運用体制と運用プロセス】
出所:ピクテ・アセット・マネジメント 2021年2月末現在のものです。今後変更される場合があります。
■ SDGsもカバーするピクテの責任投資とiTrustスマートシティの位置付け
2015年に国連が設定した「持続可能な開発目標(SDGs)」は、2030年までに私たちが直面する大きな課題に取り組むことを目指しています。ピクテのSDGsの各ゴールへの関連性評価は、ピクテの戦略の投資先企業が開発した製品とサービスを定量アプローチ、ファンダメンタルズ分析で行っています。iTrustスマートシティの類似戦略のSDGs評価では、主に以下のゴールへの関連性が高いことを示しています。
出所:ピクテ・アセット・マネジメント 2021年2月末現在
本戦略のSDGsへの関与は多様性に富んでいます。スマートシティを設計、建設する企業から環境に配慮し持続可能な経済ソリューションを提供する公共交通機関、働きやすい職場環境作りに貢献する企業など、幅広いスマートシティ関連企業に投資しています。
■ SDG11:持続可能な都市の構築と巨額投資
SDGsの11個目の目標「住み続けられるまちづくりを」では、「都市を包括的で、安全で、弾力性があり、持続可能なものにする」ことが示されています。この目標は、今後10年間の世界的な政策目標や投資の原動力になると見られます。また、世界中の人々は、普段吸う空気から医療の質に至るまで、自分自身や子どもたちの生活の質をさらに向上させることを追求しています。
ある調査では、SDG11は多くの人にインパクトを与えると同時に、年間約2.1兆米ドルの巨額投資を伴うといわれています。
■ スマートシティ戦略を支える複数の力強いメガトレンド
ピクテはコペンハーゲン未来学研究所の助言を受け、14の「メガトレンド」を策定しています。それぞれが長期的な社会的需要や発展につながり、今後の世界を形作る長期トレンドです。ピクテのテーマ株式運用の投資テーマは複数のメガトレンドの交差点として生まれます。
「メガトレンドは持続的で影響力も大きい世界的な潮流であり、メガトレンドの交差点に投資テーマを重ねることで中長期的な成長を享受する。」それが、ピクテが世界の富裕層に提供するテーマ株式運用の投資哲学です。
弊社は、ピクテ・グループが216年の歴史の中で培った運用ノウハウおよび独自のグローバル・ネットワークを生かし、中長期的な資産形成に適したファンドを通じて、国際分散投資の機会を日本の投資家の皆さまにご提供して参ります。
以上
※ お申込みにあたっては、交付目論見書等を必ずご確認の上、ご自身でご判断ください。
■iTrustスマートシティ(愛称:未来の街)関連ウェブページ
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