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- 2023年11月の運用状況と今後の運用方針
当月末の基準価額は10,219円、前月末比 +357円(+3.6%)となりました。株式、債券、リート、金・その他コモディティのすべてがプラス寄与となりました。
当月の市況と運用状況
(市況)
世界の株式市場は、米・英の金融当局の利上げ終了観測が高まったことなどを背景に上昇しました。世界の国債市場も上昇(利回りは低下)しました。為替相場では、円高・ドル安、円安・ユーロ高となりました。
(運用状況)
当月末の基準価額は10,219円、前月末比 +357円(+3.6%)となりました。
(基準価額変動要因)
株式、債券、リート、金・その他コモディティのすべてがプラス寄与となりました。
当月の投資行動
当月は主にキャッシュ比率を引き下げ、債券、株式および金・その他コモディティの組入比率を引き上げました。
株式では、世界スタイル(クオリティ重視)株式などの組入比率を引き上げた一方、ロボティクス関連株式やディフェンシブ戦略株式などの組入比率を引き下げました。
債券では、欧州国債(ETF)、米国物価連動国債(ETF)などの組入比率を引き上げたほか、世界ESG関連社債の組入れを開始しました。
金・その他コモディティでは、金の組入比率を引き上げました。
今後の運用方針
足下の世界経済は需要の減退に伴ってインフレ圧力が鈍化しており、主要中銀もいずれ利下げに転じるとの期待から、株式・債券ともに上値を追う展開となっています。このため強い地合いが続く間は、相場に乗り遅れることのないよう、現状の構成比を維持する方針です。
ただし市場による利下げ期待は行き過ぎと思われ、上昇相場の持続性には疑問が残ることから、戻り局面が一巡した兆しがあれば、機動的にリスクを削減することを検討します。
また、為替については、日本銀行の政策修正に伴う円反発の可能性を警戒し、為替ヘッジ比率を引き上げることも検討します。
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