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- 2021年の展望:クリーンエネルギー・シフト
地球温暖化の脅威に対応するためのクリーンネルギー政策の本格化や風力・太陽光による発電コスト低下がクリーンエネルギー拡大を後押ししています。クリーンエネルギーへのシフトは公益企業に収益面でメリットをもたらします。また当ファンドでは、ESG(環境、社会、ガバナンス)の観点も銘柄選別の要素に入れ、公益企業へのエンゲージメント(対話)を通じてクリーンエネルギー・シフトを働きかけています。
クリーンエネルギーに注力する企業を中心に組入れ
当ファンドでは、公益企業の銘柄選別において、地球温暖化の脅威に対応するためのクリーンネルギー政策の本格化や風力・太陽光の発電コスト低下によるクリーンエネルギー拡大の恩恵を受けると考えられる企業に注目し、ESG(環境、社会、ガバナンス)の観点も銘柄選別の要素に入れています。二酸化炭素の排出量実質ゼロにむけて取り組み、風力・太陽光などのクリーンエネルギーに注力する企業を重視しています。
当ファンドではクリーンエネルギーへの注力度により組入銘柄をパリ協定での二酸化炭素排出量実質ゼロの達成目標年である2050年を基準にその目標達成度予想別に三つに分類しています。
まず、既に目標を達成済みあるいは2050年よりも早く達成する確信度の高い企業を「クリーンエネルギー企業」、2050年に達成が可能と見込まれる企業を「クリーンエネルギー・シフト企業」、目標は現在明確ではないが、クリーンエネルギーへの転換が今後進むと期待される企業を「クリーンエネルギー・シフト候補企業」としています。
それぞれ、順に43%、43%、12%の組入れとなっています。2020年11月末時点の組入銘柄による過去約19年間のシミュレーションでは、クリーンエネルギー株式及びクリーンエネルギー・シフト株式は、世界公益株式のパフォーマンスを上回りました。
何故当ファンドが「クリーンエネルギー・シフト」に注目するか?
地球温暖化の脅威を背景に、主要国・地域のクリーンエネルギー政策が本格化してます。また、技術革新や量産化などにより、風力・太陽光発電のコストが大幅に低下し、化石燃料による発電コストを下回ってきています。こうした世界的なクリーンエネルギー・シフトへの流れは、公益業界に2つの側面から大きな成長の波をもたらします。
第一の波はクリーンエネルギ-・シフトによる公益企業の利益拡大です。次に
第二の波は電気自動車(EV)をはじめとした「電化の進展よる電力需要増加」による電力収入拡大です。
二酸化炭素排出削減のために自動車などさまざまな分野で「電化」が進められています。
こうしたなか、当ファンドはクリーンエネルギー社会の実現を目指して、クリーンエネルギーに注力する企業中心とした銘柄選別を行っています。そして、持続可能な社会への貢献していくことを目指します。
「物申す株主」
当ファンドの投資対象であるピクテ・グローバル・セレクション・ファンド-グローバル・ユーティリティーズ・エクィティ ファンドの純資産総額は2020年11月末で約1.1兆円と世界の公益株式関連ファンドの純資産ランキングで2位となっています。 ※全世界の株式のうち主要クラス、アクティブ、業種重視型(公益事業)ファンド117ファンド中のランキング 出所:ブルームバーグ
ファンドの規模を反映して、当ファンドの各公益銘柄への投資額は上位10銘柄では、いずれも400億円前後となっており、各企業の上位株主となっています。
また、ピクテでは、銘柄選択にあたってESG(環境、社会、ガナバンス)への企業の取り組みを重視しています。ESGについて評価するだけにとどまらず、大株主として、実際に企業訪問を行い、経営陣に対してエンゲージメント(対話)を行い、ESGの取り組みを促す働きかけを積極的に行っています。エンゲージメントとは経営陣などとの面談などを通じて短期的な業績拡大のみを追い求めるのではなく、中長期的な視点で企業に働きかけることで、当該企業の持続的な成長と企業価値向上を促す取り組みのことです。
ピクテは環境問題の解決に資する風力や太陽光などを中心としたクリーンエネルギーへの追い風が今後も止むことはないと考えており、クリーンエネルギー・シフトを促すためのエンゲージメントに今後も注力していく方針です。
個別の銘柄・企業については、あくまでも参考であり、その銘柄・企業の売買を推奨するものではありません。
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