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- 米国10月のCPI低下、金利急上昇一服で公益株式反転の動き
●11月14日、世界公益株式は米国のCPIと長期金利の低下を受けて、前日比(%)で世界株式を大きく上回って上昇
●世界公益株式全体のPERは過去平均や世界株式と比べて魅力的な水準
●世界公益株式の中長期投資の投資機会とみる
■ 米国10月のCPI低下、金利急上昇一服で公益株式反転の動き
11月14日、米国の予想以上のインフレ率の低下を受けて、世界公益株式(米ドルベース)は前日比で+3.5%と、世界株式の同+2.0%を大きく上回って上昇しました。
11月14日に発表された、10月の米国の消費者物価指数(CPI)はコアで前年同月比+4.0%、総合で同+3.2%と、ともに鈍化しました。予想以上のインフレの鈍化を受けて、米国の追加上げ観測が後退、来年にも政策金利が引き下げになるとの見方が強まり、米国の長期金利も低下しました。
世界公益株式は、長期金利の急上昇を背景に相対的に軟調に推移してきましたが、金利急上昇の一服により公益株式のパフォーマンスが反転する可能性も考えられます。また、世界公益株式の予想株価収益率(PER)は13.5倍と過去平均や世界株式16.5倍(11月14日現在)と比べて低い水準で公益企業の業績は底堅く、見通しのブレが少なく、相対的に安定しています。こうした市場環境は、世界公益株式の中長期的な投資機会になると考えます。
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