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- インド株式|2023年、波乱の幕開けとなったインド株式。「質の高い企業」への厳選投資のすすめ
新興財閥アダニ・グループに対する疑惑などを受けて、2023年年初来のインド株式市場は大きく下落しています。こうした市場全体の流れを受けて、当ファンドの基準価額も下落しましたが、下落率は相対的に小幅に抑えられています。当ファンドでは、個別銘柄の丹念な調査に基づき、長期にわたって持続的に成長できる「質の高い企業」を厳選した上で、長期投資することを基本としています。
年初来でインド株式は大幅下落。その中で、当ファンドの下落率は相対的に小幅
2023年年初来、インド株式市場は相対的に大きく下落しています。この大きな要因となったのは、新興財閥であるアダニ・グループが、長年にわたって不正会計や株価操縦に関与してきたとする調査レポートが公表されたことがあります。これを受けて、アダニ・グループの傘下にある企業の株価が大幅下落となったほか、取引関係のある金融機関をはじめ、市場全体がこの流れなどを受けて下落しました。
海外の投資家からのインドに対する信頼感の低下を懸念し、足元で、インド政府当局は介入に動いています。モディ政権当局者はインドの規制・監督機関には独立性と、影響に対処する能力があると主張しているほか、インド証券取引委員会は市場の信頼性確保にコミットしているとの声明を発表しました。また、インド準備銀行(中央銀行)は、金融機関のアダニ・グループへのエクスポージャーが制限の範囲内にとどまり、インドの金融システムは引き続き安定しているとの声明を出しています。
市場全体の流れを受けて、当ファンドの基準価額も2023年年初来、足元(2月6日)までで-1.8%の下落となりましたが、当該期間のインド株式の市場平均(ここではMSCIインド10/40株価指数)に比べると、下落率は小幅にとどまりました。
当面は、この問題が特定の個別企業だけにとどまるのか、あるいは影響が広く及ぶのかは、引き続き注視していく必要があると考えます。しかし、長期的にみれば、インドは相対的に高い成長ポテンシャルがあるとの見方には変わりがないとみられます。
当ファンドの運用哲学|「質の高い企業」に長期で厳選投資
当ファンドの基準価額の下落率が小幅にとどまった背景の1つには、株価が大幅に下落したアダニ・グループの傘下にある企業の株式を保有していなかったことがあります。
当ファンドでは、個別銘柄の丹念な調査に基づき、長期にわたって持続的に成長できる「質の高い企業」を厳選した上で、長期投資することを基本としています。「質が高い企業」とは、成長性・収益性だけでなく、誠実で優れた経営陣であるか、ESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みがしっかりしているか、など様々な観点で評価が高いことが条件であると考えます。
今後も引き続き、「質の高い企業」への厳選投資を行っていく方針です。こうした優良な企業でも、市場全体の流れの中で株価が下落する可能性がありますが、そのような場合には、中長期的な投資の好機であると捉えています。
※将来の市場環境の変動等により、上記の内容が変更される場合があります。
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