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- 長期に積立投資でリスクを抑えつつ、成長の恩恵を享受
●インド株式への投資の魅力は、相対的に高い成長が期待される点。過去20年間でも相対的に高いリターン
●一方で、先進国などに比べると不安定な市場であり、短期的な値動きは大きい。下落局面で大きな損失の可能性も
●長期的に少額ずつでも積立投資を行うことで、下落時の損失額を抑えつつ、インドの成長の恩恵を享受できる
経済成長期待を背景にインド株式の株価は上昇。ただし、値動きが大きい・・・
インド株式は、経済成長期待を背景に、過去20年間をみると主要国・地域株式を上回って上昇してきました。今後についても、インドは世界的な人口大国であり、その中でも若い人口が多いことから、若い世代がこれから所得を増加させ、消費を拡大させていくことなどがけん引役となり、相対的に高い経済成長が期待できると考えられます。
しかし、株価上昇の一方で、米国や日本といった先進国や、複数国に分散投資を行った場合などに比べて、値動きが大きくなりやすい傾向があります。過去20年間のリスク・リターンを比較しても、価格変動リスクは相対的に大きくなりました。
一般的に、インドをはじめとした新興国は先進国に比べると、政治・経済情勢が不安定です。また、金融市場が未発達である場合も多く、固有のカントリー・リスクが大きいと言われています。世界全体を揺るがすような大きな事象や景気変動の影響だけでなく、インド固有のカントリー・リスクが大きいことが、株式をはじめとしたインドの金融資産や通貨の値動きを相対的に大きくする要因となっています。
また、こうしたカントリー・リスクは、単一国ではなく国・地域に投資を行うことで分散投資効果により、幾分軽減できる可能性はありますが、インド単一市場に投資をする場合には、こうした分散効果は期待できません。
それでも、インドの高い成長性の恩恵を享受する方法|長期に積立投資
このようにインド株式への投資は、長期的にみると経済成長を背景に今後も上昇が期待されますが、短期的には大きく株価が変動する可能性も高く、投資を始めるタイミングはいつが良いのか、あるいは、投資を続けていって良いか、など不安になることもあります。
こうした不安を解消する1つの方法として、長期に積立投資をするという方法が考えられます。短期的な株価の上昇・下落を確実に予測することは極めて困難ですが、定期的に一定金額を投資し続けることで、短期的な株価の動きによる影響を平準化することができると考えられます。
短期的に株価が大きく上昇し、割高とみられる局面でも一定金額の投資を行うことになりますが、反対に、下落した局面では、株数・口数をより多く買い付けることができ、平均買付価格を下げることができるため、その後の投資収益の回復にプラスの寄与が期待できます。
【iTrustインド株式に投資した場合の例】
iTrustインド株式(以下、当ファンド)は、インド株式の中でも、長期にわたって持続的に成長できる「質の高い企業」の株式に厳選投資を行っています。当ファンドの設定当初に一括投資した場合と、設定当初から毎月10万円を積立投資した場合のシミュレーションをみてみましょう。
まずは、当ファンドの設定当初に590万円を一括投資した場合、2023年2月28日時点で1.4倍に資産(投資資産評価額)は増加(税引き前)しました。
一方、当ファンドに設定当初から毎月10万円を積立投資(投資額累計は590万円)した場合でも、同1.3倍に資産は増加(税引き前)しました。
さらに、投資損益の推移をみると、一括投資した場合、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた市場の大きな下落局面で、相対的に大きな損失を経験しました(最大損失は2020年3月末)。一方、積立投資の場合のこの時の損失額は、相対的に小さく抑えられ、その8ヵ月後に損益はプラスに転換しました(一括投資の場合の損益プラス転換は9ヵ月後)。
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