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- ピクテのインド株式運用チームが体感、インドの「今」(2)
●当ファンドは、発展が期待できる産業において、誠実な経営陣によって経営されている優良企業の株式を厳選した上で投資を行う、アクティブ・ファンド。投資先企業の選定の過程では、現地インドでの企業訪問や人々との交流から得られる生の情報も重視。
●今年5月、ピクテのインド株式運用チームのリード・マネージャー、プラシャント・コタリがインドを訪問。この訪問で得た知見の一部を紹介するシリーズの第2回目です。
ベンガルール国際空港・新ターミナルに見た、未来の可能性
ベンガルール国際空港(正式名称は、ケンペゴウダ国際空港)を訪れた際、新ターミナル(愛称:ガーデンターミナル)に圧倒されました。世界中の空港で見られる、洗練されてはいるがどこも似通った感じの雰囲気とは全く異なるのです。この新ターミナルは木や竹を多用し、魅力的でリラックスできる環境を作り出していました。現在、ベンガルール国際空港は、上場企業ではありませんが、今後数年以内の上場を目指しているということです。インドのハイテク都市ベンガルールの玄関口として、魅力的な投資対象となる可能性があるとみています。
「価格決定力」は、顧客に感動を与えられるかどうかがカギ
また、インドの自動車大手企業の1つへの訪問では、同社が製造・販売するバイクのショールームにも足を運びました。同社は、英国発祥のバイク・ブランドを傘下に持ち、同ブランドのオートバイの生産・開発、販売を行っています。ショールームは、単にバイクというモノでなく、それに乗ることで得られる体験や感動を、顧客に提案するような作りになっていました。そのため、他メーカーのショールームとは異なるショールーム内のデザインで、特別感を味わえる雰囲気がありました。
同社は、インドのプレミアム・バイク市場において9割近いシェアを有しています。営業利益率は20%を超え(同業他社は15%を超えることにも苦戦)、高収益性を誇るユニークな存在です。こうした高収益性の源泉ともいえる「価格決定力」は、合理的なものではなく、顧客に感動を与えられるかどうかで生まれるのだと確信しました。
現地を知らなければ読み解けない、インドの宝飾品業界
インドの宝飾店はどこもとてもきらびやかです。インドの宝飾品メーカーの南部にある店舗を訪れ、北部の店舗との違いを学びました。南部の顧客は、重厚なゴールド・ジュエリーを好み、店内の商品もその好みを反映しています。北部の店舗では、ゴールドだけでなく、宝石などがちりばめられたジュエリーも品揃えとして豊富に用意されています。
なぜそれが重要なのか?宝石などがちりばめられたジュエリーは、ゴールドだけのジュエリーに比べて利益率が倍以上高いとみられています。そのため、インドの宝飾品メーカーにとっては、北部と南部という地域ミックスが重要になると考えられます。
一方で、街で一番大きな宝飾店は、ほとんどの場合、インド全土に展開している宝飾企業の店舗ではないということもわかりました。インドにおける宝飾品ビジネスでは、特に地元の信頼が最優先されるということの現れでしょう。
結論|訪れるたびに新たな刺激を与えてくれるインド
現地インドでの企業訪問や人々との交流から得られたこのような洞察は、投資先企業の選定において大いに参考になると考えています。
ピクテのインド株式運用チームが運用を行う当ファンドは、発展が期待できる産業において、誠実な経営陣によって経営されている優良企業の株式を厳選した上で投資を行う、アクティブ・ファンドです。
※将来の市場環境の変動等により、上記の内容が変更される場合があります。
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